毎年5月第3日曜10:00〜15:00、広島県北広島町で『原東大花田植』(はらひがしおおはなだうえ)が行なわれます。国道433号沿いの志路原ライスセンター前の特設会場を舞台に、田楽・飾り牛の代掻き、はやし田、地元・上石神楽団や上石子供神楽団の上演、民謡、餅まきなどが行なわれます。
中国山地に伝わる伝統芸能「はやし田」
北広島町で、一度は途絶えた田楽を復活させ、伝統を忠実に再現する『原東大花田植』。
大朝飾牛保存会による、代掻きでは、花、鞍、幟などで美しく飾った飾り牛が出場し、先手の綱さばきによって、耕運機のなかった時代の代掻きの技が披露されます。
原東田楽団の『はやし田』では、大太鼓、小太鼓、笛など20数人の囃子方による田囃子の中、絣(かすり)の着物に菅笠姿の早乙女(さおとめ)が、田植唄を唄い、田植えをして、五穀豊穣を祈願します。
「はやし田」は、中国山地に伝わる伝統芸能。
大太鼓・小太鼓・笛・手打鉦などによる「囃し」、田植唄に合わせて苗を植えるもので、作業を早める意味もあり、昔はあちこちで盛んに行なわれていました。
田植の終わりは、人も牛も着飾って、大きな田に集まって盛大に田植の行事を行なっていたのです。
「大田植」「大田」などと呼ばれた行事が、現在の「花田植」もルーツとなっています。
北広島町では『新庄のはやし田』(毎年5月第2日曜)、『壬生の花田植』(毎年6月第1日曜)が国の重要無形民俗文化財に指定されています。
原東大花田植|北広島町 | |
開催日時 | 毎年5月第3日曜10:00〜15:00 |
所在地 | 広島県山県郡北広島町志路原 |
場所 | 志路原ライスセンター前の特設会場(大花田植ののぼりが目印) |
関連HP | 北広島町観光情報サイト |
ドライブで | 中国自動車道千代田ICから約12km |
問い合わせ | 北広島町豊平支所 TEL:0826−83-1122 |
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