日立市は市内に1万4000本もの桜が咲く、桜の街。かみね公園内にはソメイヨシノを中心に大島桜、八重桜など1000本ほどの桜が植栽され、「日本さくら名所100選」にも選定されています。例年桜の見頃は4月上旬〜4月中旬頃。『日立さくらまつり』期間中には行灯(あんどん)やぼんぼりによるライトアップが実施されます。
『日立さくらまつり』のメインイベントは「日立風流物」
『日立さくらまつり』のメインイベントは国の重要有形民俗文化財・重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に指定された日立風流物(ひたちふうりゅうもの)です。
また公園の頂上部には日立紅寒桜(日立市固有の新品種「日立紅寒」)が植えられ、寒の時期(2月上旬頃)に見頃を迎えます。
日立の桜植栽のルーツは明治時代まで逆上ります。
日立鉱山銅製錬所から出る亜硫酸ガスによる被害が拡大したため、明治41年、耐煙実験のためにオオシマザクラを社宅付近に植栽したのが始まりです。
大正3年に高さ155.7mという世界一の大煙突が完成し、煙害が減少すると同時に、昭和7年までの18年間にわたり260万本の大島桜が周辺に植栽されたのです。ソメイヨシノは大正6年に社宅周辺、学校、鉱山電車線路沿いに2000本が植栽されました。
日立かみね公園と並んで「日本さくら名所100選」に選定される平和通りは、戦後の戦災都市復興計画で誕生した通りで、ソメイヨシノが植栽されたのも戦後のこと。
日立かみね公園の桜 | |
所在地 | 茨城県日立市宮田町5-2-22 |
場所 | 日立かみね公園 |
関連HP | 日立かみね公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR常磐線日立駅から日立電鉄バスで10分、かみね公園口下車 |
ドライブで | 常磐自動車道日立中央ICから約4.3km |
駐車場 | 700台/無料 |
問い合わせ | 日立市公園協会 TEL:0294-22-4737/FAX:0294-22-4740 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag