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浄土寺・多宝塔

浄土寺・多宝塔

広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。 現存する多宝塔は、鎌倉時代末期,嘉暦3年(1328年)建立で国宝。やはり国宝になっている本堂と同様に、尾道の富豪、沙弥道蓮(しゃみどうれん)・比丘尼道性(びくにどうしょう)夫妻によって復興再建されたもの。初層には本尊・大日如来、脇侍(わきじ)が祀られています。

尾道浦の海運業者が寄進!?

さらに初層の壁面には真言宗で崇拝される八人の祖師を描いた真言八祖像が描かれています。

高野山金剛三昧院や石山寺の多塔宝と並ぶ優美な塔として、塔ファンが数多く立ち寄っています。
足利尊氏は建武3年(1336年)2月、九州に落ち延びる際、浄土寺本堂で戦勢挽回を祈願していますが、その時、この多宝塔を眺めていることに。

ちなみに、浄土寺本堂、多宝塔などを再興した大願主道蓮・道性は、尾道浦の問丸(といまる)などの海運業者ではなかったかと推測されています。

浄土寺・多宝塔
名称 浄土寺・多宝塔/じょうどじ・たほうとう
所在地 広島県尾道市東久保町20-28
関連HP 浄土寺公式ホームページ
電車・バスで JR尾道駅から徒歩25分。または、尾道市営レトロバスで10分、浄土寺下車
ドライブで 山陽自動車道尾道ICから約8km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 浄土寺 TEL:0848-37-2361
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

浄土寺

推古天皇24年(616年)、聖徳太子が開いたとも伝えられる広島県尾道市屈指の古刹が浄土寺。建武3年(1336年)2月、足利尊氏(あしかがたかうじ)は、九州に落ち延びる途中戦勝祈願に立ち寄り、勝利再起した後にその庇護を受けて栄えました。江戸時

浄土寺・本堂

広島県尾道市にある真言宗泉涌寺派大本山、浄土寺。 嘉暦2年(1327年)建立の本堂は、 嘉暦3年(1328年)築の多宝塔とともに国宝。入母屋造本瓦葺き。和様を基調として禅宗様(唐様)、大仏様(天竺様)の細部を取り入れた中

第19回尾道灯りまつり|2024

2024年10月12日(土)18:00~20:30、広島県尾道市で『第19回尾道灯りまつり』が開催。寺と寺を結ぶ路地や参道、駅前緑地帯などを3万4000個という膨大なロウソクの灯りでライトアップする。千光寺山ロープウェイは17:30~21:

 

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