2023年10月7日(土)18:00~21:00、広島県尾道市で『第18回尾道灯りまつり』が開催。寺と寺を結ぶ路地や参道、駅前緑地帯などを3万4000個という膨大なロウソクの灯りでライトアップする。千光寺山ロープウェイは17:30~22:00の間、15分間隔で運行され、ゴンドラから眼下に見渡すことが可能。
北前船が目印とした常夜灯の雰囲気を醸し出す



北前船の全盛時代(尾道は西国街道と銀山街道が交差し、海上交通においても重要な地域でした)、瑠璃山(浄土寺山)、愛宕山(西國寺山)、大宝山(千光寺山)の尾道三山には、財をなした廻船問屋(豪商)の寄進もあり(橋本家が再建に尽力した慈観寺本堂など)、81ヶ寺が造営されていました。
海岸沿いには常夜灯(燈明)が築かれ、その燈明はそれぞれの寺へと続き、北前船は、その灯明で自らの位置を知り、入港していたのです。
そんな、北前船全盛時代の尾道の夜を、一夜限りだけ再現するイベント(ちなみに北前船全盛時代と現在の町の地割りはほとんど変化していません/尾道市は北前船の寄港地自治体で形成される日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」に登録)。
イラストや願い事などが書かれた灯籠(とうろう)がロウソクの灯りにゆらゆら揺れめいて幻想的。
参加の寺は、中心市街地16ヶ寺(済法寺、持光寺、海福寺、光明寺、宝土寺、千光寺、天寧寺、妙宣寺、善勝寺、正授寺、大山寺、西國寺、正念寺、西郷寺、浄土寺、海龍寺)。
そのほかのライトアップポイントは、JR尾道駅前緑地帯、しまなみ交流館前広場、尾道本通り商店街、尾道商業会議所記念館広場、尾道中央ビジター桟橋、長江口ゆとりの広場、千光寺山ロープウェイ山頂駅、れんが坂 、尾道市立美術館、爽籟軒庭園、尾道市立中央図書館、向島(兼吉地区)。
祭りに合わせ、普段見ることのできない寺宝を公開する「寺宝展」やライブなども予定されています。
雨天の場合は翌日に延期となります。


第18回尾道灯りまつり|尾道市|2023 | |
開催日時 | 2023年10月7日(土)18:00~21:00、順延日:10月8日(日) |
所在地 | 広島県尾道市東土堂町 |
場所 | JR尾道駅前緑地帯、市内16か寺ほか |
関連HP | 尾道灯りまつり公式ホームページ |
電車・バスで | JR尾道駅から徒歩5〜30分 |
ドライブで | 山陽自動車道尾道ICから約7.6km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 尾道灯りまつり実行委員会事務局 TEL:0848-38-9184 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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