広島県呉市川尻町、野呂山(839.1m/膳棚山)の山腹標高400~700mの谷間にある流紋岩の岩塊(岩海)が、野呂山の岩海(のろさんのがんかい)。「よこごうろ」、「たてごうろ」、「桜が谷岩海」と呼ばれるの3つの岩塊(岩海)を見て、山上のかぶと岩展望台まで岩海遊歩道も通じています。
さざなみスカイライン途中に入口が
野呂山は、8000万年前にマグマが噴出してできた流紋岩が地殻変動によって隆起したもの。
氷河時代に入り冷却され、岩には様々な割れ目ができたことで、割れ目に沿って風化が進行し、岩盤が崩落して谷筋に岩塊として集まったもの。
広島県では府中市の矢野の岩海、三原市の久井の岩海が有名で、「久井・矢野の岩海」として国の天然記念物に指定されています。
久井の岩海も、野呂山の岩海と同様に、地元では「ごうろ」と呼ばれています。
「ごうろ」(ゴーロ)は、登山用語で、大きな石や岩がゴロゴロ散乱している場所を指しますが、もともとは、北アルプスの野口五郎岳、黒部五郎岳という山名の五郎もゴーロに由来するように、山人(木こりなど山仕事の人たち)の用語だと推測できます。
岩海遊歩道は、広島県道248号(野呂山公園線)・「さざなみスカイライン」で野呂山の山上へと上がる途中、8合目付近に入口があります。
野呂山の岩海(岩海遊歩道) | |
名称 | 野呂山の岩海(岩海遊歩道)/のろさんのがんかい(がんかいゆうほどう) |
所在地 | 広島県呉市川尻町板休 |
関連HP | 呉観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR安芸川尻駅から徒歩2時間、タクシーで20分 |
ドライブで | 東広島呉自動車道阿賀ICから約17km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 野呂山ビジターセンター TEL:0823-70-5338 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag