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恵庭岳

恵庭岳

標高1320mの恵庭岳(恵庭岳/北海道千歳市・恵庭市)は支笏湖畔北岸にそびえる円錐型火山。恵庭はアイヌ語で尖った山という意味エ・エン・イワ(e-enn-iwa=頭が・尖った・山)に由来する(恵庭市の名前の由来にもなっている)山名。支笏湖を挟んで向かい側にある樽前山に比べ登山口から山頂までの標高差も大きく、十分な装備が必要。

第2見晴台から先は登山禁止

4万年前の火山の噴火で誕生した支笏カルデラ内の外輪山上に誕生した火山。
2000年前には西側に溶岩が流れ、オコタンペ湖(堰止め湖)が誕生しています。
現在も東側の斜面には山肌とえぐったような爆裂火口からは噴気活動が確認できます。

登山口は支笏湖北岸のポロピナイを登った所にあり、登山道は涸沢の登り、急途やロープ場もある本格的な登山道(とくに下山時の滑落などに注意が必要)。
第2見晴台(8合目と9合目の間に位置)から山頂への登山については崩落、落石の危険から禁止されています(現在、山頂に立つことできません)。
登山口〜第2見晴台は2時間10分ほど。

湖畔からも美しい山容は印象的ですが、オコタンペ湖展望台から奥潭(オコタン)へと下る道道78号途中からはマッターホルンのように尖った頂が眺望できます(奥潭から先、美笛方面へは通行不可)。

札幌オリンピックの際には、恵庭岳の南西斜面が滑降競技場にもなり、「オリンピック号」とも呼ばれたこの索道(ロープウェイ)も建設されています。
コース会場の自然修復を条件に整備が行なわれたため、現在では跡地は残されていません。

ちなみに支笏湖の外輪山に樽前山、風不死岳(ふっぷしだけ)、恵庭岳という火山があるのは、現在の北海道がのっている北アメリカプレート(西端)の下に太平洋プレートが潜り込むときに、押されてできた割れ目にマグマが上昇するからと推測されています(火山はプレートの境目に多い)。

恵庭岳
名称 恵庭岳/えにわだけ
所在地 北海道千歳市幌美内
関連HP 千歳市公式ホームページ
電車・バスで 札幌駅前ターミナルから北海道中央バス支笏湖畔行きで1時間4分、恵庭岳登山口下車
ドライブで 道央自動車道札千歳ICから約36km
駐車場 ポロピナイ園地駐車場を利用
問い合わせ 支笏湖ビジターセンター TEL:0123-25‐2404
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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