函館から東へ50km、太平洋と津軽海峡に挟まれた亀田半島東端の標高618.1mの活火山が恵山(えさん)。山麓の登山口にはつつじ公園があり、5月下旬〜6月初旬には60万本ともいわれるエゾヤマツツジ、ドウダンツツジが咲き誇ります。登山道路は賽の河原駐車場のある恵山高原(火口原)まで通じています。
亀田半島先端の活火山はツツジの名所!
恵山高原と呼ばれる火口原一帯は、高山植物の宝庫で、サラサドウダンツツジ、ガンコウラン、ヒメシャクナゲ、シラネアオイなど、実に600種以上の高山植物の群落が観察できます。
海岸近くの恵山登山口から登ると恵山高原まで徒歩1時間ですが、恵山高原の賽の河原駐車場(火口原駐車場/標高約330m)を起点とすれば恵山山頂まで徒歩1時間(権現堂コース)。
シラネアオイ、ムラサキヤシオツツジ、ミネズオウなどが観察できます。
晴れていれば、東に日高連峰(日高山脈は年に数回のみ/快晴時に原点)、北に樽前山、昭和新山・有珠山、測量山 (室蘭)、羊蹄山、駒ヶ岳、西に函館山、横津岳、南は津軽海峡を隔てた対岸の下北半島、さらに本州最北端の大間崎や尻屋崎・津軽半島まで眺望できます。
山頂とは別に恵山展望台へと歩く「恵山展望台コース」もあって、観光的にはこちらが一般的(片道40分)。
火山岩がゴロゴロとしていて歩きにくい道ですが、5月〜6月中旬ならこの道がツツジの探勝路にもなっています。
岬展望台へと歩く「岬眺望コース」は、片道30分。5月末ならミネズオウの群落が迎えてくれます。
恵山入山のご注意
突然噴火する可能性は否定できません。火山活動に留意して入山を(火山ガスに細心の注意が必要)。
恵山 | |
名称 | 恵山/えさん |
所在地 | 北海道函館市恵山町 |
関連HP | 函館市公式観光情報サイト |
電車・バスで | JR函館駅前の函館バスセンターから函館バス石田温泉行きで55分、恵山登山口下車 |
ドライブで | 函館空港から約41kmで恵山展望台 |
駐車場 | 60台/無料 |
問い合わせ | 函館国際観光コンベンション協会 TEL:0138-27-3535 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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