積丹(しゃこたん)を代表する3つの岬、神威岬、積丹岬、黄金岬のひとつですが、もっとも無名な岬。積丹町役場のある美国漁港を守る防波堤のように、漁港の西側に突き出した岬で、入口から先端部の展望台まで「チャシナの小道」と呼ばれる遊歩道が続いています。岬沖にある宝島はニシンの群来(くき)に湧いた宝のような島が地名の由来。
黄金岬自然遊歩道「チャシナの小道」で黄金岬へ!
「積丹町観光せんたぁ」(駐車場あり)が黄金岬探勝の起点。
「積丹町観光せんたぁ」には積丹観光協会も入っているので、パンフや情報が入手できます。
「ふじ鮨」前の「チャシナの小道」入口から560mほどで先端の展望台。最高点は53.0mの三角点がある尾根沿いの道で、両側は切り立った断崖ですが、柵などがあるので安心して歩くことができます。
先端から眺める宝島ですが、実は上空から眺めるとハート型!
グリーンシーズンには緑が茂って、途中の眺望がイマイチなのが残念。
「チャシナの小道」の名は、美国の酋長の娘であるチャシナの悲恋の物語から。
チャシナが、身を投げるために岬先端へと駆けた道が「チャシナの小道」なんだとか。
チャシナの悲恋伝説
酋長の娘・チャシナは、下僕の若者と恋に落ちました。しかし父の反対で、若者は監禁。
その年、海に怪物が現れ、ニシン漁も不漁に。
そこで酋長は、怪物を退治した勇敢な若者にチャシナを嫁がせると約束。
その年、海に怪物が現れ、ニシン漁も不漁に。
そこで酋長は、怪物を退治した勇敢な若者にチャシナを嫁がせると約束。
多くの若者がチャレンジして、命を落とします。
最後に、酋長は囚われの身となった若者にも命じます。
若者は夢のお告げとチャシナの密かな協力を得て、見事に怪物を退治。
酋長は、若者の暗殺を目論みますが、それを察したチャシナは、岬の先端へ駆け上り、海に身を投げたのです。
それを知った若者も、チャシナの後を追って自らの命を絶ったのです。
若者が被っていた兜が、宝島となってニシンの群来(くき)を呼び、手に持っていた剣が、立岩となったと伝え残されています。
黄金岬(チャシナの小道) | |
名称 | 黄金岬(チャシナの小道)/こがねみさき(ちゃしなのこみち) |
所在地 | 北海道積丹郡積丹町美国町 |
関連HP | 積丹観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 札樽自動車道小樽ICから約45km |
駐車場 | 積丹町観光せんたぁ駐車場を利用 |
問い合わせ | 積丹町観光協会 TEL:0135-44-3715/FAX:0135-44-3716 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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