ウトロ灯台の南、オホーツク海に面した断崖に、地下水が湧き出して落ちる滝。アイヌ語で「赤い水」という意味をもつ、フレペの滝とも呼ばれています(hure-pet/フレペ=赤い・水)。川はなく、絶壁から地下水がしみ出して海めがけて流れ落ちるさまは、まさに大地という乙女が、涙を流しているかのようです。
「フレペの滝遊歩道」を使って徒歩20分でフレペの滝展望台
フレペの滝展望台までは、知床自然センターから「フレペの滝遊歩道」が通じています。
知床自然センター裏手にある遊歩道入口から徒歩20分(約1km)でプレペの滝展望台(チカポイ岬)。
前半は開拓時代の名残りの森。
続いて海岸段丘になると強風で矮小化した木が生育する草原となります。
草を食むエゾシカの群れなどを観察することもありますが、当然ヒグマも出没。
夏の14:00頃には、光線の加減で虹がかかり、「2時の虹」を見ようという人でにぎわいをみせます。
チカポイ岬
フレペの滝展望台のあるチカポイ岬は、アイヌ語のチカ・ポイ(cikap-o-i=鳥・鵜が・たくさん居る・ところ)に由来。
周辺の海岸の海食崖には海鵜とオオセグロカモメのコロニーがあるので双眼鏡の持参を。
幕末の探検家・松浦武四郎も『知床日誌』に大岩の岩穴に水鳥が巣をつくっていると記しています。
周辺の海岸の海食崖には海鵜とオオセグロカモメのコロニーがあるので双眼鏡の持参を。
幕末の探検家・松浦武四郎も『知床日誌』に大岩の岩穴に水鳥が巣をつくっていると記しています。
乙女の涙(フレペの滝) | |
名称 | 乙女の涙(フレペの滝)/おとめのなみだ(ふれぺのたき) |
所在地 | 北海道斜里郡斜里町ウトロ西 |
関連HP | 知床自然センター公式ホームページ |
電車・バスで | JR知床斜里駅から斜里バス知床五湖行き、知床大橋行きで1時間、知床自然センター下車、徒歩20分 |
ドライブで | 女満別空港から約101kmで知床自然センター駐車場 |
駐車場 | 知床自然センター駐車場(137台/無料) |
問い合わせ | 知床自然センター TEL:0152-24-2114/FAX:0152-24-2115 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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