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クローバーの丘

クローバーの丘

北オホーツクと呼ばれる北海道浜頓別町、オホーツク海に沿って走る国道238号から脇にそれ、ポン沼とクッチャロ湖の間を走る道道710号浅茅野台地浜頓別線に入り、さらに分岐から細い農道(舗装)で丘に上ると、見えてくるのがクローバーの丘。クッチャロ湖を望む丘一帯が、牧草地になっており、その名の通りクローバーの草原に。

クッチャロ湖眺望の丘にクローバーが茂る

牧草地の先にはクッチャロ湖が

もともとはバイクで走る「ミツバチ族」(1980年代、北海道はバイクツーリングの全盛時代でした)が見つけて名付けたものですが、現在では名前ほどにはクローバーはありません。

もともとクローバー(ムラサキツメクサ、シロツメクサ)や飼料用クローバーのフィアは、牧草として蒔かれたもの。
マメ科のクローバーは、ミネラル分もたっぷりで、根粒菌が空気中の窒素を供給します。
クローバーなどの下草類は、オーチャードグラス、チモシーグラスなどの上繁草ととも混植して蒔けば、牧草地(採草地)が立体的に活用でき、牧草の収量がアップするのです。

クローバーの丘には「幸福の鐘」が設置され、ここで四つ葉のクローバーを見つけ、この鐘を鳴らすと幸せになれるとPRされてきました。

背後にも牧草地(採草地)が広がっています

「ミツバチ族」が見出した北オホーツクの穴場

クローバーは、牧草地(採草地)の周辺地や遊休農地にも蒔かれるので、クローバーの丘のような場所が、北海道各地に存在します。
そのなかで、クッチャロ湖を見下ろす景観の地が、このクローバーの丘で、「ミツバチ族」が北海道の隅々にまで足を伸ばしたことで、とくに北オホーツクでは、クローバーの丘、モケウニ沼、エサヌカ直線道路などが見出されたのです。

クローバーの丘
名称 クローバーの丘/くろーばーのおか
所在地 北海道枝幸郡浜頓別町安別
電車・バスで JR稚内駅から宗谷バス音威子府行きで2時間30分、浜頓別ターミナル下車、タクシーで15分
ドライブで 稚内空港から約67km
駐車場 10台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

エサヌカ直線道路(猿払村道浜猿払エサヌカ線)

北海道、北オホーツクの猿払村を走る国道238号は、スピード違反に要注意の道。国道の海岸側は浅茅野台地(あさじのだいち)と呼ばれる原野と牧草地、原生花園が広がっています。国道に並走するように海岸側を走るのが地元で「エサヌカ直線道路」と呼ばれる

モケウニ沼

北海道猿払村の浅茅野原野(あさじのげんや=浅茅野湿原)にある秘沼がモケウニ沼。北オホーツク道立自然公園に指定され、沼南部は総面積375haのモケウニ沼湿原が広がっています。駐車場からは湿原に下るように歩道が設けられ、湿原内には沼へと一直線に

クッチャロ湖

北海道浜頓別町(はまとんべつちょう)、浜頓別市街の西に広がる周囲27kmの湖がクッチャロ湖。シベリアから飛来するコハクチョウの日本最大の飛来地で、北海道に到着するとまずはクッチャロ湖か、稚内の大沼で最初に翼を休めます。ベニヤ原生花園と並ぶ北

 

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