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オタトマリ沼

オタトマリ沼

北海道利尻郡利尻富士町、利尻島の南部、沼浦にある利尻山を写し込む美しい沼がオタトマリ沼。爆裂火口の底が泥炭地となったもので、沼の周囲は爆裂火口内に発達したという北海道では特異な湿原が広がっています。オタトマリとはアイヌ語のオタ・トマリ(ota-tomari=砂・泊まり地)に由来。

周囲が湿原となった爆裂火口の沼

オタトマリ沼(国土地理院の地形図ではオタドマリ沼)の西には三日月沼もあり、地形図(上記)を見ると爆裂火口の東西の端に沼が残ったということがよくわかります。
近年の研究で、4000年~4500年前に湿原になったと推測されています。

オタトマリ沼と西側の三日月沼の間には、北海道らしいアカエゾマツの純林もありますが、林床は、ミズゴケのじゅうたんとなり、くるぶしまで泥のなかにもぐってしまう状態。
7月初旬にはエゾカンゾウやヒオウギアヤメも開花し、撮影にはベストシーズンです。

沼を一周する遊歩道も整備され、所要20分。
オタトマリ沼から眺める利尻山は、万年雪のあるヤムナイ沢を正面にするアルペン的山容。
オタトマリ沼のある沼浦海岸は、利尻では珍しい砂浜の入江。
アイヌ語のオタ・トマリ(ota-tomari=砂・泊まり地)も、船を停める砂の港という意味です。

オタトマリ沼
名称 オタトマリ沼/おたとまりぬま
所在地 北海道利尻郡利尻富士町鬼脇沼浦
関連HP 利尻島観光ポータルサイト
電車・バスで 鴛泊フェリーターミナルから宗谷バス沓形行きで37分、沼浦下車、徒歩5分
ドライブで 鴛泊港から約20km
駐車場 45台/無料
問い合わせ 利尻富士町観光案内所 TEL:0163-82-2201
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

姫沼

北海道利尻富士町、利尻島の玄関口である鴛泊(おしどまり)港の南東約2km、原生林帯に囲まれた神秘的な沼が姫沼。オタトマリ沼と同様に爆裂火口の跡と推測されています。姫沼という名前は大正4年に姫鱒を放流したことに由来。エゾマツ、トドマツがうっそ

 

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