サイトアイコン ニッポン旅マガジン

札幌市電

札幌市電

北海道札幌市の札幌市交通事業振興公社が運行する路面電車(市内電車)が札幌市電。明治42年に札幌軟石の搬出用に山鼻〜石切山間が開通し、路線網を市街地まで拡張した札幌石材馬車鉄道が前身という歴史ある軌道です。平成27年12月20日に西4丁目〜すすきの間が開業し、念願のループ化が実現しています。

冬の除雪車「ササラ電車」も有名

ループ化により内回り(西4丁目→西15丁目→中央図書館前→すすきの→西4丁目)、と外回り(西4丁目→すすきの→中央図書館前→西15丁目→西4丁目)で運転され、外回り・外回り循環、内回り・内回り循環と行き先表示されています。

停留場(電停)にはナンバリングも行なわれ、路面電車の「Street Car」に由来のSCが頭に付いたナンバーが振られています(例:SC01=南1条西4丁目)。
「シリウス」と呼ばれる1100形(アルナ車両の低床タイプの「リトルダンサー」シリーズ)低床車両、00%低床構造で3車体連接のA1200形など、モダンなタイプも運転されています。

ブルーム式除雪車(ロータリーブルーム式電動除雪車)は、「ササラ電車」として有名で、この運転風景は札幌の冬の風物詩。

全線均一運賃で、藻岩山ロープウェイとの乗継割引も実施されています(電車内に置かれている割引券で、ロープウェイともーりすカーの往復運賃が割引に)。
路面電車が1日乗り放題の「路面電車1日乗車券」(「モバイル版路面電車1日乗車券」)、土・日曜、祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)に発売の路面電車専用1日乗車券「どサンこパス」(大人1名とこども1名のセットで割安、「モバイル版 どサンこパス」も用意)もあります。

路面電車として函館市電とともに北海道遺産にも認定。

札幌市電
名称 札幌市電/さっぽろしでん
所在地 北海道札幌市中央区
関連HP 札幌市交通事業振興公社公式ホームページ
問い合わせ 札幌市交通事業振興公社電車事業所 TEL:011-551-3944
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本の路面電車 22路線 徹底紹介

日本国内に現存する路面電車は、全国17都市20事業者、路線延長では200kmを超えます。超低床電車(LRV)や観光レトロ電車の導入、そしてLRT(次世代型路面電車システム)の誕生で、宇都宮など新たな路面電車も計画中です。全国18事業者22路

日本の環状鉄道(ループ線) 全5ヶ所

愛知環状鉄道線のように環状と銘打ちながらループ(loopline)になっていないものもありますが、日本国内の環状運転が行なわれる「環状鉄道」(完全環状型)は、山手線がその代表格ですが、大阪環状線、札幌市電、ディズニーリゾートライン(反時計回

函館市電

北海道函館市の市営の路面電車が函館市電。函館市企業局交通部が運行する軌道で、札幌市電とともに北海道遺産にも選定されています。明治30年12月12日、亀函馬車鉄道(きかんばしゃてつどう)が弁天町(現・函館どつく前)〜東川町間に馬車鉄道を開業し

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了