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旧神居古潭駅舎

旧神居古潭駅舎

北海道旭川市神居町、石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境の峡谷部に位置するアイヌの人々の聖地、神居古潭(かむいこたん)にあった国鉄の駅舎が、旧神居古潭駅舎。昭和44年10月1日、函館本線の納内駅〜伊納駅間がトンネル化され、廃駅となった建物を、平成元年に廃駅時の姿に復元しています。

平成元年に廃駅時の姿に復元

明治31年7月16日、北海道官設鉄道上川線の空知太駅〜旭川駅の開通時に、旭川駅が開業。
明治34年に神居古潭貫井停車場が設置され、翌年に神居古潭駅となっています。

昭和44年10月1日、函館本線滝川駅〜旭川駅間電化・複線化に伴って、納内駅〜近文駅間の旧線が廃線となり、神居古潭駅も移設されることなく、廃駅に)。
廃線跡は旭川サイクリングロード(延長19.37km/5月〜10月に通行可能、秋はヒグマの活動が活発になるため、通行には注意が必要/落石危険のため通行止めのことも)として転用され、旧駅舎は往時の姿に戻され、サイクリングの休憩所として使われています(旭川市の文化財に指定)。

駅構内には蒸気機関車3両(29638、D51-6、C57-201)が静態保存されていますが、C57-201は、昭和22年に三菱重工業三原工場で製造された11両のひとつで、C57のラストナンバーです(唯一現存するC57の4次型)。
完成と同時に札幌局に配属され小樽築港で活躍後、昭和43年から旭川に配属。
電化により、昭和44年10月28日に廃車となったものです。

カムイコタンはアイヌ語で「神の集落」

アイヌ語で、カムィ(kamuy=神)・コタン(kotan=集落)。
石狩川の舟運が重要な交通手段だった時代、両岸から奇岩怪石が迫る激流のこの地は、神(カムイ)に祈りを捧げて通らなければならない場所でした。
その意味から、神居古潭のカムは、魔神(nitne-kamuy/ニッネ・カムイ)を意味するという説も有力です。

旧神居古潭駅舎
名称 旧神居古潭駅舎/きゅうかむいこたんえきしゃ
所在地 北海道旭川市神居町神居古潭
関連HP 旭川観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで 旭川駅からタクシーで30分
ドライブで 旭川空港から約35km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 旭川市教育委員会 TEL:0166-25-7558/FAX:0166-25-8210
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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