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三井芦別鉄道炭山川橋梁

三井芦別鉄道炭山川橋梁

北海道芦別市中の丘町、芦別川の支流、炭山川(たんざんがわ)に架かるのが、三井芦別鉄道炭山川橋梁。橋長94mの鋼製6連プレートガーター桁橋で、芦別を代表する炭鉱遺産。ディーゼル機関車と貨車が橋梁上に静態保存されるという異色のスポットになっています。

日本遺産「炭鉄港」の構成資産にもなっている橋梁

昭和18年、政府の石炭増産要請に応じた三井鉱山が、芦別鉱区拡大に伴う石炭運搬専用線(三井鉱山芦別専用鉄道)の延長のため、資材不足の中、2年間に橋梁2基を建設、終戦直後の昭和20年12月15日、西芦別駅〜頼城駅間が開通しています。
平成元年3月に廃線となり、唯一残存する橋梁が、入山駅〜中の丘駅の炭山川橋梁です。

鉱山鉄道はいえ、昭和17年5月5日〜昭和47年6月1日の間は、旅客営業も行なっていました。

貴重な産業遺産として国の登録有形文化財に指定されるほか、知(炭鉱)、室蘭(鉄鋼)、小樽(港湾)の三都とそれらをつなぐ鉄道を舞台にした近代化産業遺産群の日本遺産「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~たんてつこう」の構成資産にもなっています。

橋梁上に静態保存されるのは、ディーゼル機関車DD501と、石炭専用貨車セキ3820。

炭山川橋梁の横を通る北海道道115号(芦別砂川線)は、土砂崩れのため通年通行止めとなっていますが、国道452号の分岐から炭山川橋梁を眺望する展望広場(駐車場)までの区間のみ、ゴールデンウィーク〜10月の無雪期に限って通行可能となっています(変更の可能性もあります)。
国道452号の炭山川橋の歩道部分からも眺望が可能(日本遺産「旧三井芦別炭山川橋梁」見学用駐車帯が設置されています)。

芦別市内で日本遺産「炭鉄港」の構成資産になっているのは、三井芦別鉄道炭山川橋梁のほか、旧頼城小学校(星槎大学)校舎及び体育館(国の登録有形文化財)の2ヶ所です。

三井芦別鉄道炭山川橋梁
名称 三井芦別鉄道炭山川橋梁/みついあしべつてつどうたんざんがわきょうりょう
所在地 北海道芦別市西芦別町・中の丘町
関連HP 芦別観光協会公式ホームページ
ドライブで 道央自動車道滝川ICから約30km
問い合わせ 星の降る里百年記念館 TEL:0124-24-2121
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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