「蔵のまち喜多方」で有名な、福島県喜多方市にある嘉永年間(1848年〜1855年)創業の漆器店が北見八郎平商店。その北見八郎平商店直営の漆器店が漆器蔵会津野です。店内の重厚な観音扉をくぐると漆器のギャラリーのような蔵座敷で、2階は「漆器参考館」になっています。
コーヒーカップなど、普段使いの漆器を購入
1階では、椀はもちろんのこと、コーヒーカップなど、使いやすさを考えた普段使いの漆器類のほか、アクセサリー・小物を販売。
普段遣いの漆器は、塗が剥げないことなどが要求されるため、漆器蔵会津野で販売される品々には「強度を高めるための様々な技が込められている」のだとか。
ファミリーなら子供用の万能お箸、子供用の漆器にも注目を。
喜多方市内の小学校で学校給食に利用されている「喜多方給食椀」など手軽で日常使いの漆器も豊富に揃っているので、漆器に興味があるならぜひとも立ち寄りを。
戦国時代末期の天正18年(1590年)、豊臣秀吉の伊達政宗の監視体制を強化するための奥州仕置(おうしゅうしおき)で、会津に入った蒲生氏郷(がもううじさと)は、鶴ヶ城を築城し、城下町を整備するとともに、故郷の近江国蒲生郡日野(現・滋賀県蒲生郡日野町)から木地師や塗師を呼び寄せ、産業として漆工芸を奨励。
会津藩の発展の礎のひとつとして漆工芸を選んだことが、会津塗の発展につながりました。
なかでも、北見八郎平商店のある旧塚原村(現・喜多方市菅原町)は、塚原椀と称するほどの塗椀の産地でした。
2階の「漆器参考館」には、漆器製造に使う道具類なども展示されています。
「珈琲蔵ぬりの里」も併設しているので、塗のカップでのコーヒーブレイクも可能。
漆器蔵会津野 | |
名称 | 漆器蔵会津野/しっきぐらあいづの |
所在地 | 福島県喜多方市天満前8919-1 |
関連HP | 北見八郎平商店公式ホームページ |
電車・バスで | JR喜多方駅から徒歩6分 |
ドライブで | 磐越自動車道会津若松ICから約16.5km。または、会津坂下ICから約18.1km |
駐車場 | 17台/無料 |
問い合わせ | 漆器蔵会津野 TEL:0241-22-0711/FAX:0241-25-7789 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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