福井市中心部を流れる足羽川(あすわがわ)両岸の桜並木。足羽川は江戸時代には足羽山の特産である笏谷石などを運んだ舟運の川。木田橋〜新明里橋の間、全長2.2kmに600本が植栽され、足羽山公園とともに「日本さくら名所100選」に選定されています。
昭和27年に植栽された桜が見事な桜並木に育った!
足羽川福井県今立郡池田町の冠山を源に発する九頭竜川水系日野川の支流(流路61.7km)。
福井県内の主な河川では唯一ダムがありません。
戦国時代には、朝倉氏の本拠地の一乗谷から九頭竜川河口の三国湊を結ぶ舟運にも使われていました。
江戸時代には九十九橋左岸の上下流に桜が植えられていましたが、明治時代に洪水による氾濫を防止するため伐採して堤防を築造。
以前の桜を復活させようと明治39年に市民の寄付で900本の桜が植えられたのが現在の桜並木のルーツです。
昭和27年、『福井復興博覧会』を記念して、福井市観光協会の初代事務局長・岩堀貞雄さんの発案で、市民から寄付を募って、植栽されたソメイヨシノが見事な大木に育っています。
幹の太い巨木が多いことから地元では「日本一の桜並木」と称しています。
桜の見頃は例年4月上旬〜4月中旬頃。
桜の開花期には『ふくい春まつり』が行なわれ、夜間にはライトアップも実施されます。
さらに4月中旬の土曜には『越前時代行列』が行なわれ、福井の中心市街地1.8km(福井城址~駅前電車通り~九十九橋~足羽川河川敷)を500名の武者行列が練り歩きます(「ちびっこ勝家役」、茶々・初・江役の「浅井三姉妹役」=実際の三姉妹などを一般公募)。
足羽川の桜並木 | |
名称 | 足羽川の桜並木/あすわがわのさくらなみき |
所在地 | 福井県福井市左内町 |
関連HP | 福井市公式サイト |
電車・バスで | JR福井駅から徒歩20分、またはJR福井駅から京福バス赤十字病院線で久保町・左内公園口下車 |
ドライブで | 北陸自動車福井ICから約5km |
駐車場 | 福井市本町通り地下駐車場(241台/有料) |
問い合わせ | 福井市観光推進課 TEL:0776-20-5346 |
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