創建は651(白雉2)年という古社で、京都の伏見稲荷、九州の祐徳稲荷などと並び称される「日本三大稲荷」(豊川稲荷などを加えるなど諸説あります)に数えられるのが茨城県笠間市に鎮座する笠間稲荷神社。五穀豊穣、商売繁盛、学業達成と御利益の多いことでも知られ、年間350万人の参詣客が祈願に訪れ、初詣も茨城県随一の人出。
5月の藤棚、秋の菊花展も有名
祭神は、宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)。
笠間稲荷が有名となったのは江戸時代で、歴代の笠間藩主が厚く崇敬。
江戸時代に大規模な神域の整備と社殿の修復が行なわれています。
側面に彫刻「三頭八方睨みの龍」のある現在の本殿は、1860(万延元)年建立で、国の重要文化財。
拝殿は昭和35年の再建です。
大正6年、大正天皇御即位記念で建築された瑞鳳閣の設計は、平安神宮、築地本願寺などと同じ伊東忠太。
境内の樹齢400年以上の藤棚(見頃は例年5月上旬〜5月中旬)と秋の菊花展も有名です。
例大祭は、4月9日。
正月三が日の初詣には80万人以上の人出を集めます。
笠間稲荷神社を会場にして行なわれる『笠間の菊まつり』は明治41年、宮司の塙嘉一郎(はなわかいちろう)が、日露戦争によって荒廃した人々の心をなごめようと、神社に農園部を開園して始めたもの日本で最も古い菊まつりです。
笠間稲荷神社 | |
名称 | 笠間稲荷神社/かさまいなりじんじゃ |
所在地 | 茨城県笠間市笠間1 |
公式HP | 笠間稲荷神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR笠間駅から茨城交通バス市内循環で5分、稲荷神社下車、すぐ。またはJR笠間駅から徒歩20分 |
ドライブで | 北関東自動車道友部ICから約6km。栃木方面からは笠間西ICを利用 |
駐車場 | 100台/無料、正月および秋の菊祭り期間中の土・日曜は有料 |
問い合わせ | 笠間稲荷神社 TEL:0296‐73‐0001/FAX:0296-73-0002 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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