茨城県つくば市、筑波山を祭神とする筑波山神社の拝殿近くにあるのが日枝神社・春日神社。春日神社の屋根裏から寛永10年(1633年)の墨書が発見され、3代将軍・徳川家光の中禅寺堂宇造営の際に創建されたことが判明しています。中禅寺は筑波山神社の別当で、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈までは、中禅寺が信仰の中心を担っていました。
徳川家光寄進の社殿が現存!
筑波山信仰の中心だった中禅寺(筑波山神社)は、江戸城の丑寅(北東)の方向、つまりは鬼門を守る祈願所となったため、寛永10年(1633年)、全山の堂舎が幕府(将軍家)直轄で建造されています。
日枝神社・春日神社は、中禅寺創建以来の鎮守社で、堂舎造営の際に、再建。
その際の建物で、現存するのが神橋と、日枝神社・春日神社で、茨城県の文化財に指定されています。
同じ境内社の厳島神社本殿も同時期のものと推測されています。
日枝神社、春日神社ともに小さいながらも拝殿、本殿から成り、本殿向拝中央の蟇股(かえるまた)も、春日神社が鹿の彫物、日枝神社が猿の彫物です。
日枝神社・春日神社(筑波山神社) | |
名称 | 日枝神社・春日神社(筑波山神社)/ひえじんじゃ・かすがじんじゃ(つくばさんじんじゃ) |
所在地 | 茨城県つくば市筑波1 |
関連HP | 筑波山神社公式ホームページ |
ドライブで | 常磐自動車道土浦北ICから約20km |
駐車場 | 100台/有料 |
問い合わせ | 筑波山神社 TEL:029-866-0502/FAX:029-866-0565 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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