茨城県那珂市古徳、昭和41年にオオハクチョウが初飛来し、現在ではオオハクチョウ、コハクチョウ合わせて250羽を超えることもあるほどに増加した白鳥飛来地が、古徳沼(ことくぬま)。一の関ため池親水公園、中里溜池、文洞溜池とともに那珂市の白鳥飛来地ですが、もっとも飛来数が多いのが古徳沼です。
関東有数のオオハクチョウの越冬地
古徳沼は江戸時代に築かれ、元禄14年(1701年)に改修された5haの農業用溜池(34haの農地に水を給水しています)。
古徳沼にオオハクチョウが飛来したのは昭和41年(3羽)、一の関ため池親水公園には昭和59年に姿を見せ、その数はともに増えていることから、那珂川と久慈川に沿って広がる那珂市は白鳥の越冬にとって適した環境であることがわかります。
飛来当初、地元の人は白鳥を見たことがない人が多く、古徳沼に大きな白い鳥がいると話題になったのだとか。
白鳥の観察時期は、例年11月上旬~3月末で、白鳥が北海道から東北地方の池や沼で休憩しながら南下するため、厳冬期の1月〜2月が一番多いシーズンとなり、2月中頃になるとシベリアに戻る北帰行が始まります。
コハクチョウは古徳沼で休憩した後、さらに茨城県南の霞ヶ浦や北浦などに移動しています。
常磐自動車道那珂ICから15分ほどで、駐車場もあることから、遠来の観察者も多いのが特徴。
全長1.2kmの静古徳古道(古徳沼ハイキングコース)が整備され、四季折々の自然を楽しむことができます。
古徳沼の自然を守る会の手によって水質浄化、散策路及び里山の保全と整備が行なわれているので、マナーを守って観察を。
古徳沼 | |
名称 | 古徳沼/ことくぬま |
所在地 | 茨城県那珂市古徳 |
関連HP | 那珂市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR瓜連駅から徒歩30分 |
ドライブで | 常磐自動車道那珂ICから約7km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 那珂市観光協会 TEL:029-298-1111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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