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大笹波水田

大笹波水田

石川県羽咋郡志賀町、能登の景勝地、ヤセの断崖、義経の舟隠しから少し南に位置する海岸段丘にある「日本の棚田百選」選定の棚田が大笹波水田(おおささなみすいでん)。長方形の棚田が規則正しく並び、その数は180枚。能登の他地区の棚田に比べ畝(うね)の部分が直線的なのは、昭和40年に土地改良が行なわれているから。

180枚の長方形の棚田が規則正しく並ぶ

面積は1.15ha、平均勾配が20分の1で、地元生産組合が中心となり耕作が行なわれるほか、棚田オーナー制も導入されています。
土地改良により、曲がりくねった畝は失われましたが、農機具などの利用ができるようになり、後継者難などから荒廃が進む全国の棚田のなかで、今も現役で稲作が行なわれ奥能登らしい景観を生みだしています。
「日本の棚田百選」に選ばれ、石川県の棚田ビュースポットも設置されています。

石川県で「日本の棚田百選」に選定される棚田は、大笹波水田のほか、白米の千枚田(しらよねのせんまいだ/輪島市)、奥山田の棚田(津幡町)の3ヶ所です。

大笹波水田
名称 大笹波水田/おおささなみすいでん
所在地 石川県羽咋郡志賀町笹波
電車・バスで JR羽咋駅から能登西部バス富来行きで1時間3分、終点下車、関野経由門前行きに乗り換え30分、笹波下車
ドライブで のと里山海道西山ICから約30km
駐車場 10台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

ヤセの断崖

松本清張の推理小説『ゼロの焦点』で、事件の発端とクライマックスの場となったのが石川県志賀町、能登金剛の一角にあるヤセの断崖。日本海にせり出すように切り立った絶壁は高さ55m。断崖の突端は危険なので立入禁止となっています。昭和36年、平成21

義経の舟隠し

寿永4年(1185年)、奥州・平泉に逃れるため、海沿いに日本海を北上した源義経。能登には、義経伝説が数多く残されていますが、そのひとつが志賀町のヤセの断崖近くにある義経の舟隠し。折からの激しい嵐を避けるため、この入り江に舟を隠したと伝えら、

白米の千枚田

石川県輪島市、小富士山(427.4m)の山すそが海に落ち込む急斜面に階段状につくられた千枚田が白米の千枚田(しらよねのせんまいだ)。2haの斜面に2000枚以上の田が造られ農水省の「日本の棚田百選」にも選ばれています。ひとつの田の大きさはわ

 

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