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近江町市場

近江町市場

石川県金沢市の中心部、武蔵ヶ辻の交差点の一角を占める近江町市場は鮮魚や青果の店がずらりと並ぶ「金沢市民の台所」。狭い小路を挟んで170店舗の店が軒を連ねてる、活気溢れる商店街。品揃えも豊富で、甘エビ、ズワイガニなど新鮮な海の幸、加賀・能登ならではの野菜、果物、水産加工品などを購入できます。

江戸時代から300年以上の歴史を誇る市場

近江町市場のある武蔵ヶ辻が、城下町・金沢の中心。
江戸中期からの歴史ある市場。
元禄3年(1690年)、犀川沿いの魚屋町市場、浅野川沿いの袋町市場が火災で焼失し、ふたつの市場を統合するかたちで近江町市場が誕生したと推測されています。
記録に残る最初は、亨保6年(1722年)の『金澤町會所土留記』で、地元以外にも能登の七尾、輪島、越中(富山県)の氷見、放生津、岩瀬、魚津などからも魚が入荷していることが記されています。
近江町市場が、「金沢市民の台所を支えて300年」というのも、この『金澤町會所土留記』の記録から。
加賀百万石の台所として機能した歴史を背景に、今も金沢市民に「おみちょ」として親しまれています。

近江町市場の「皿盛り」正札販売のルーツとされる場内最大規模の「大口水産」(昭和15年創業)には、名物の「ヤキヤキコーナー」があり、ホタテ、ニシ貝、うなぎの肝、赤イカの下足、飛騨牛などを味わうことができます。

「大松水産」は、明治13年創業という老舗で、鮮魚(鮮魚部)、刺身市場(刺身部)、干物(塩干部)、店頭で味わえる近江町旬彩焼という店舗に細かく分かれています。

「川木商店」は、カニと鰻の専門店で店内でカニを茹で、鰻を炭焼きにしています。
伝統の加賀野菜なら「北川食品」で購入可能。

注目の寿司屋は、三点盛の代表店「もりもり寿し 近江町店」、「廻る近江町市場寿し」、海鮮丼は老舗の「近江町食堂」(昭和5年創業)、「じもの亭」など多くの店が入っています。

近江町市場
名称 近江町市場/おうみちょういちば
所在地 石川県金沢市上近江町50
関連HP 近江町市場公式ホームページ
電車・バスで JR金沢駅東口から徒歩15分
ドライブで 北陸自動車道金沢西ICから約5.5km
駐車場 近江町いちば館駐車場(90台/有料)、近江町市場駐車場(260台/有料)、近江町パーキング(150台/有料)などあり
問い合わせ 近江町市場 TEL:076-231-1462/FAX:076-232-5502
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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