スコットランドのネス湖で目撃されたネス湖の怪獣 (Loch Ness Monster)は世界的に有名ですが、日本国内でも北海道・屈斜路湖のクッシー騒動などがありました。同様に、鹿児島県指宿市の池田湖には昭和36年の目撃されたイッシーも存在します。地元では巨大なうなぎ説もありますが、
その正体は巨大なウナギか!?
池田湖に来訪する熟年の旅行者には、「クッシーが話題となったからイッシーの目撃談も創作じゃ?」と懐疑的な眼差しの人もいますが、クッシーの目撃が新聞を賑わせたのは昭和47年〜昭和48年のこと。
イッシーは、昭和36年に目撃されているので、こちらの方が早いことに。
ただし、大きな話題になったのは、昭和53年9月3日の夕刻、法事のため集まっていた20人以上が同時に目撃したことから。
昭和53年9月3日には初の「イッシー画像」も撮影され、地元ではイッシーの存在がさらに注目されるようになったのです。
平成3年にも指宿スカイラインをドライブ中の観光客がビデオで撮影した映像が話題に。
池田湖畔には、2体のイッシー像が置かれ、昭和58年には漫画家・手塚治虫参列で「イッシー・クッシー世紀の出会い」イベントも開催。
3000人が見守る中、池田湖の中をイッシー像、クッシー像が遊覧しました。
イッシー像もクッシー像と同様にネス湖のネッシーに似せていますが、実際に生息する巨大生物は、巨大なウナギではと推測されています。
池田湖でこれまでに発見された最大のウナギは、体長1.8m、体重20kgもあったとされ、大ウナギの群棲地として指宿市の文化財にも指定されています(「池田湖オオウナギ群棲地」昭和44年指定)。
池田湖は、5500年前の火山活動によって誕生したカルデラ湖で(クッシーの屈斜路湖もカルデラ湖)、九州一広い湖は、大ウナギが棲息に最適な環境なのです。
池田湖のほとりに位置するドライブイン「池田湖パラダイス」では巨大なイッシーが出迎え、名物のうなぎの蒲焼とオクラ、温泉卵が乗った「イッシー丼」を味わうことができます。
また大ウナギの展示コーナーも用意され、ドライブ途中の立ち寄りに絶好。
鹿児島県・池田湖の怪獣「イッシー」とは!? | |
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