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大人の休日倶楽部・北海道「北の縄文文化篇」で紹介の大船遺跡はここ!

大船遺跡

吉永小百合が旅するテレビCMで注目のJR東日本大人の休日倶楽部。令和5年春に放送のCMは、北海道「北の縄文文化篇」。登場するのは、道南の噴火湾に面し、茅部昆布で有名な函館市南茅部(みなみかやべ)の大船遺跡で、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産のひとつです。

縄文のムラを旅し、縄文人の精神文化を知る

JR東日本公式チャンネル 大人の休日倶楽部「北の縄文文化篇」

「1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重な文化遺産」ということで令和3年7月27日、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。
実は温暖だった縄文時代の遺跡、ムラの跡は、北東北から北海道南部にかけて多く見つかっているのです。
縄文人の豊かな食生活を支えたのは、暖流と寒流とが交わる漁場、サケ・マスが遡上し、産卵場所にはブナの森から湧水湧く自然環境で、1万5000年前には土器を使用して定住生活が始まったのです(狩猟生活で移動したというのは誤りで、ムラを形成し、そのムラも大規模化しました)。

縄文時代は、ステージⅠ・定住の開始(Ⅰa・居住地の形成→Ⅰb・集落の設立)、ステージⅡ・定住の発展(Ⅱa・集落施設の多様化→Ⅱb・拠点集落の出現)、ステージⅢ・定住の成熟(Ⅲa・共同の祭祀場と墓地の進出→Ⅲb・祭祀場と墓地の分離)に区分され、さらに各2つ、合計6時代に細分化されています。

吉永小百合が旅した函館市ににある大船遺跡は、このうちステージⅡbの時代の遺構で、紀元前3500年~紀元前2000年頃のもの。
ムラには100棟を超える竪穴建物跡からなる居住域と大規模な盛土があり、定住発展期後半の祭祀場である大規模な盛土を伴う拠点集落であることがわかっています。
ガイダンス施設として「函館市縄文文化交流センター」があるので訪れるにも絶好。

大船遺跡は、縄文人の精神文化を知るにも絶好の遺跡。
まさに大人の休日には最適の場所なのです。

画像:縄文遺跡群世界遺産保存活用協議会
出典:JOMON ARCHIVES

大船遺跡
名称 大船遺跡/おおふねいせき
所在地 北海道函館市大船町
関連HP 函館市公式ホームページ
電車・バスで JR函館駅から函館バス鹿部出張所行きで1時間31分、大船遺跡下下車、徒歩7分
ドライブで 函館空港から約33km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 函館市縄文文化交流センター TEL:0138-25-2030/FAX:0138-25-2033
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大船遺跡

渡島半島の噴火湾(内浦湾)沿い、函館市の南茅部地区にある縄文時代前期後半(紀元前3200年)から中期後半(紀元前2000年頃)の大規模な集落遺跡が大船遺跡(おおふねいせき)。南側の垣ノ島遺跡とともに、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群

函館市縄文文化交流センター

北海道函館市臼尻町、道の駅「縄文ロマン 南かやべ」に併設されるのが函館市縄文文化交流センター。北海道で唯一の国宝「中空土偶」など南茅部の縄文遺跡から出土した貴重な品々を収蔵展示する施設で、世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」のビジター

 

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