「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」発売、上手に使えば「青春18きっぷ」よりお得

快速みえ

JR東海は、2025-2026冬も「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」を発売します。夏に発売して好評だったことを受け、利用期間2025年12月13日(土)〜2026年1月13日(火)を対象に冬も発売。JR東海管内の普通列車乗り放題で、2日間有効大人3900円、小人1900円。条件を上手くクリアすると青春18きっぷよりもエコノミーです。

青春18きっぷ3日間用よりもお得なケースも

転換クロスシートの313系8000番台(武豊線)

「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」は、JR東海独自に発売するきっぷで、「EX予約サービス」(会員制のネット予約サービスで、乗車券と特急券が一体となった商品で会員登録が必要)の商品を利用して熱海~米原間の駅を着駅とする新幹線を予約・購入済みの人のみ購入できるという条件があります。
首都圏からなら熱海駅まで、関西圏なら米原駅まで東海道新幹線を利用すれば、「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」が購入できることに。

ここで、まず注目したいのは、「新幹線の発駅に条件はありません」という点。
首都圏発の場合、少しでも安上がりにしたいなら、東京駅や新横浜駅で新幹線に乗車せず、小田原駅〜熱海駅の一駅だけ利用すれば条件がクリアされます。
小田原駅までは、当然、小田急の急行やロマンスカーで旅してもOKです。

小田原〜熱海は「EX予約サービス」で新幹線(自由席特急券870円+乗車券420円)1290円。
熱海駅〜浜松駅は片道2640円、往復5280円で、浜松駅まで在来線を利用すればきっぷ自体はもとが取れる計算に。

伊勢参宮を目指し、名古屋から「快速みえ」で二見浦を目指せば(所要は6時間前後)、片道の乗車券は6570円、往復で1万3140円。
「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」3900円+新幹線(小田原〜熱海)1290円で合計5190円。
小田原まで新宿から小田急を利用すれば901円で合計6091円となり、帰路の熱海〜小田原418円、小田原〜新宿901円を足しても7410円と「青春18きっぷ」3日用1万円よりも安くてお得な計算になります。

東京〜小田原をJR東海道本線を利用すると1518円で、帰路の熱海〜東京の1980円をプラスして合計8688円になり、「青春18きっぷ」3日用との差が少なくなります。

JR東海管内で完結する旅であるなら、この「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」はかなり使い勝手があります。
また、JR東海管内を逸脱する場合、たとえば彦根や近江長浜を目指す場合には、米原から別途、きっぷを購入すればOKです(米原〜彦根は190円、米原〜長浜200円)。

伊吹山を背に関ヶ原付近を走行
「JR東海☆冬の乗り放題きっぷ」発売、上手に使えば「青春18きっぷ」よりお得
開催日時利用期間2025年12月13日(土)〜2026年1月13日(火)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

「青春18きっぷ」今冬も発売!|2025−2026

JRグループは2025年11月10日(月)、2025年冬季の「青春18きっぷ」の発売が発表されました。全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)およびJR西日本宮島フェリーを連続する3日間または連続する5日

JR東日本が発売する「東日本のんびり旅パス」、「青春18きっぷ」よりお得!

「青春18きっぷ」ほどの知名度がありませんが、JR東日本が「えきねっと」(インターネット上でのきっぷ・指定券購入サイト)で2025年12月24日(水)まで発売する「東日本のんびり旅パス」は「青春18きっぷ」のJR東日本エリア版。連続する3日

よく読まれている記事

こちらもどうぞ