まだまだ知名度はあまり高くありませんが、ブランド牛のひとつに数えられるのが「鹿児島黒牛」。鹿児島の肉といえば誰もが思い浮かべるのが「かごしま黒豚」。ところが「鹿児島黒牛」も2022年の和牛オリンピックで2大会連続日本一に輝くなど、知る人ぞ知る美味しい和牛、狙い目の和牛となっているのです。
鹿児島県は和牛肥育頭数日本一

あまり知られていませんが、鹿児島県は和牛肥育頭数(肉用種の飼育頭数)で、2位の宮崎県、3位の北海道を抑え、35万頭で日本一。
全国の消費量の2割弱は鹿児島牛なのです。
しかも5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」で2017年、2022年と2大会連続で日本一を獲得。
2027年の大会で獲得すれば3大会連続ということになるのです。
鹿児島黒牛の定義は、「鹿児島県における飼養期間が最長で、かつ鹿児島県を最終飼養地とする黒毛和種の牛肉」。
県内の高原地帯などのびやかな環境で飼育される鹿児島黒牛は、きめ細かく、柔らかな肉質とバランスのとれた霜降りが特徴。
鹿児島黒牛の美味しさの秘密は、「美味しい肉を生産する種雄牛の存在」。
鹿児島県肉用牛改良研究所と鹿児島県種雄牛協会(民間種雄牛管理者の集まり)が美味しい和牛を目指して改良を重ね、現在の2大会連続という栄誉を獲得したのです。
それでいて、松阪牛、神戸牛、近江牛などのブランド牛に比べると、手頃な価格ということで、コスパは抜群なのです。
世界各国でも人気が高まりつつあることから、「KAGOSHIMA WAGYU」のブランドでアジア、アメリカ、EU向けの輸出が拡大しています。
画像協力/鹿児島県

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