途中駅の停車時分を加えた運転時間、つまりは表定速度で比較した場合、2025年2月現在の、東日本最速の在来線特急列車は、特急「ライラック」、特急「カムイ」。札幌駅〜旭川駅間136.8kmを1時間25分で結び、表定速度は96.6km(一部例外の特急があります)。全国では3位にランクインしています。
「ライラック」と「カムイ」の違いは車両と車内設備
特急「ライラック」は札幌駅〜旭川駅間を結ぶ6両編成の特急で、ビジネス、観光に都市間輸送で大活躍しています。
先頭と最後尾(1号車と6号車)には沿線ゆかりのデザインをラッピング。
田園風景の中を疾走することで、途中、岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川の5駅に停車するものの、表定速度は96.6km。
最高速度120km/hで走るので、早朝の一部列車を除いて表定速度96.6kmを保っています。
2017年3月4日のダイヤ改正で、特急「ライラック」と「カムイ」との2体制で運転されていますが、違いは使用する車両とそれによっての車内設備。
特急「ライラック」の車両は津軽海峡線向けに製造されたJR北海道789系0代を使用。
1号車はパーテーションされた半室グリーン車となっています。
特急「カムイ」は後継の789系1000番台電車の5両編成で、グリーン車はなく、普通車のみで、指定席はuシートとなっています。
uシートは普通車指定席ながら、従来の普通席とグリーン席の中間に当たるグレードの座席で、事実上グリーン車に準ずる乗り得なシートになっています(車内照明もグリーン車に準じた電球色)。
東日本最速(表定速度)の在来線特急は、北海道の都市間輸送に活躍! | |
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