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鹿児島港旧石積防波堤

鹿児島港旧石積防波堤

鹿児島県鹿児島市の鹿児島港北埠頭の岸壁にあるのが鹿児島港旧石積防波堤。もともとは江戸時代末期の弘化・嘉永年間(1844年〜1853年)に築造された新波止に、島津斉彬(しまずなりあきら)が沖合に石積み防波堤を築き、大砲を備えて新波止砲台(新台場)としたもの。明治37年に一丁台場とつなぐ遮断防波堤がさらに築かれています。

幕末から明治時代に築かれた石積み防波堤

海側が埋め立てられ現在は護岸となっていますが、厳密にいえば南側120mの階段状の護岸部分が「一丁台場」、その付け根から東側に30度の角度を持つ石積みの護岸が「新波止」(往時の300mほどのうち140mが現存)、接続部分(90m)が遮断防波堤です。
北埠頭の新波止、一丁台場、遮断防波堤は、港湾技術上高い価値があることから国の重要文化財に指定されています。

平成5年に埋立工事が行なわれ、防波堤も現在では護岸の一部になってしまっていますが、今も美しい石積みを遺す堅牢な旧石積防波堤は、土木学会の土木遺産にも認定されています。

名称 鹿児島港旧石積防波堤/かごしまこうきゅういしづみぼうはてい
所在地 鹿児島県鹿児島市本港新町
電車・バスで JR鹿児島中央駅からシティビューで15分、かごしま水族館前下車、徒歩5分
ドライブで 九州自動車道鹿児島北ICから約6km
駐車場 県営第1駐車場(167台/1時間まで無料、以降有料)
問い合わせ 鹿児島市観光交流局観光プロモーション課 TEL:099-216-1344
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

北埠頭ボードウォーク(しおかぜ通り)

鹿児島市のお洒落なウォーターゾーンとして地元で人気のスポットが北埠頭(きたふとう)。埠頭の西側(西岸壁)に設けられているボードウォーク「しおかぜ通り」には随所にベンチが設けられ、桜島フェリーや薩南諸島と結ぶ船が行き交う港の風景を眺めながら、

新波止砲台跡

「にっぽん丸」などの大型客船も着岸する鹿児島港の北埠頭。岸壁にはボードウォークも整備されていますが、「いおワールドかごしま水族館」北側の岸壁にあるのが幕末に薩摩藩が、藩の富国強兵のために築いた新波止砲台跡。鹿児島城下の防衛のために設置された

 

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