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建長寺

建長寺

鎌倉五山の第1位の寺で、臨済宗建長寺派総本山が建長寺。禅宗に深い関心を寄せていた鎌倉幕府第5代執権・北条時頼(ほうじょうときより)が、宋からの渡来僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)を招いて建長5年(1253年)に建立した、日本初の本格的禅道場です。

渡来僧・蘭渓道隆が鎌倉に開いた名刹

山門
総門

建長寺が建てられた場所は、当時、地獄ヶ谷と呼ばれる処刑場で(鎌倉背後の山中や谷の奥には処刑場や墓が配されていました)、その鎮護のために地蔵菩薩を本尊とする伽羅陀山心平寺(きゃらださんしんぺいじ)という寺がありました。

巨福呂坂(こぶくろざか)、亀ヶ谷坂(かめがやつさか)など鎌倉北側の玄関口(「山内道路」)を守る交通の要衝でもありました。
南宋出身の蘭渓道隆は、当初、北条時頼の招きで京から鎌倉に入り、退耕行勇の開いた常楽寺の住持となっていました。
その後、建長5年(1253年)、建長寺の開山となったのです。
建長寺の伽藍は、中国の禅寺式(中国の本格的な臨済宗様式)で、当初は寺内でも中国語が使われていたと推測されています。
第8代執権の招きで日本にやってきた無学祖元(むがくそげん)も、弘安元年(1278年)、蘭渓道隆遷化後の建長寺の住持となっています。

総門、三門、仏殿、法堂、唐門、方丈が一直線に並ぶ

仏殿
法堂(はっとう)
正応6年(1293年)4月12日の鎌倉大地震で、創建当初の建長寺の堂宇は倒壊焼失。
さらに、正和4年(1315年)、応永23年(1416年)と火災でたびたび焼失、再建を繰り返しています。
鎌倉時代には「建長寺船」を仕立てて元に船を送り、修繕費用を生み出しています。
江戸時代には徳川幕府の庇護を受け、堂宇を再建しています。

現在も、往時のままに総門、三門、仏殿、法堂(はっとう)、唐門、方丈が一直線に並んでいます。

現存する建物のほどんどが江戸時代の再建ですが、禅宗特有の七堂伽藍が揃った素晴らしい歴史遺産。

入母屋造り(いりもやづくり)の三門(国の重要文化財)は、安永4年(1775年)築。
天明3年(1783年)の建立の総門は、京都の槃舟院(はんじゅういん)から移築されたもの。
方丈(「竜王殿」)も槃舟院からの移築で、方丈庭園は夢窓疎石の作と伝わっています。

方丈
方丈庭園

創建時の梵鐘が現存し、国宝に

唐門
ゴールデンウィークに見頃を迎える牡丹

仏殿(国の重要文化財)は、徳川秀忠夫人崇源院の霊屋を東京・芝の増上寺より移築し、仏像を安置する仏殿としたもの。
方丈入口の見事な唐門も、徳川秀忠夫人崇源院の霊屋からの移築。

さらに文政8年(1825年)築で、鎌倉最大級の木造建造物である法堂(国の重要文化財)、国宝の梵鐘なども必見です。
建長7年(1255年)、鋳物師・物部重光の制作の梵鐘には蘭渓道隆の銘文が入っており、創建当初の歴史を伝える貴重なもの。
境内には江戸の豪商で東回り航路・西回り航路を開いた河村瑞賢(かわむらずいけん)の墓があります。

境内の最奥、石段を上った山の中腹には、建長寺の鎮守である半僧坊(半僧坊権現)があります。
浜名湖の北、奥山半僧坊(方広寺)から明治23年に勧請したもので、天狗の像が印象的。
時間があればぜひ寄り道を。

半僧坊から天園への尾根沿いのハイキングコースは、「鎌倉アルプス」と呼ばれる、鎌倉をぐるりと取り囲む尾根筋を歩く人気の散策ルートになっています。

毎週金・土曜の17:00〜、方丈で『建長寺坐禅会』が行なわれています。
さらに『写経会』は、方丈で毎日10:00〜15:00(入場可能時間)に実施。
また毎月1回、英語による坐禅会『Zazen in English』も開催されています。
なお毎週土曜の11:00と13:00には三門下で三門土曜法話(建長寺派布教師による15分法話)が行なわれています。

鐘楼
国宝の銅鐘
建長寺
名称 建長寺/けんちょうじ
Kenchoji Temple
所在地 神奈川県鎌倉市山ノ内8
関連HP 建長寺公式ホームページ
電車・バスで JR北鎌倉駅から徒歩15分
ドライブで 横浜横須賀道路朝比奈ICから約6.7km
駐車場 30台/有料
問い合わせ 建長寺 TEL:0467-22-0981
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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