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湖尻水門

湖尻水門

神奈川県箱根町、芦ノ湖の北岸、湖尻にある芦ノ湖の水門が湖尻水門。芦ノ湖には湖水を農業用水、発電用の用水として活用する深良用水の取水口となる深良水門と、早川の源流となる湖尻水門の2ヶ所の水門があり、芦ノ湖の水位調節に使われているのが湖尻水門です。

芦ノ湖の水位を調節する水門

現在の湖尻水門は、平成2年の完成。
湖尻園地(湖尻集団施設地区)の一角にあるので、「FunSpace芦ノ湖キャンプ村」を通る湖畔沿いの園路で到達できます。

芦ノ湖の水位が基準に達すると水門が開いて放流される仕組みですが、令和元年東日本台風などの豪雨などの際に開門すると、下流で水害の恐れがあるため、横浜地方気象台が発表する72時間の予想雨量を見ながら事前に放流するようになっています。
周囲に堤防がない芦ノ湖の水があふれ出る溢水水位(いっすいすいい)は3.2mで、令和元年東日本台風時には3.45mを記録。

ちなみに、河川法では芦ノ湖は湖ではなく、二級河川・早川の一部で、芦ノ湖も二級河川の扱い。

湖尻水門
名称 湖尻水門/こじりすいもん
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1244-5
電車・バスで 箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス桃源台行きで41分、終点下車、徒歩10分
ドライブで 東名高速道路御殿場ICから約16.6kmで桃源台周辺駐車場
駐車場 桃源台駅駐車場(40台/無料)、桃源台駅駐車場(200台/有料)、湖尻林間駐車場(200台/有料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

深良水門

駿河国駿東郡深良村(現・静岡県裾野市深良)の名主・大庭源之丞(おおばげんのじょう)は、4年の歳月をかけ寛文10年(1670年)、箱根外輪山の湖尻峠を越えて芦ノ湖の水を駿河(静岡県)側に流すため、1342mにわたるトンネル(深良用水、箱根用水

湖尻園地

神奈川県箱根町、芦ノ湖の北岸、湖尻一帯は神奈川県と環境省によって緑地園地として整備され、のんびりと散策を楽しむことが可能。湖尻園地と総称されるのは箱根ビジターセンター周辺の森と広場。花の広場、子供の広場、森の広場、野鳥の森、白百合台園地、湖

芦ノ湖

神奈川県足柄下郡箱根町、箱根火山のカルデラ湖が、芦ノ湖(あしのこ)。かつて「箱根の海」とも呼ばれていた芦ノ湖は、今から数千年前の火山活動でできた三重式火山の火口原湖。標高723m、面積7.1km、最大深度43.5mの湖で、ニジマス、ワカサギ

 

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