神奈川県川崎市多摩区、95.5haという広大な園内に川崎市岡本太郎美術館、川崎市立日本民家園、かわさき宙と緑の科学館などが配された生田緑地。中央エリア、東口から180段の階段を上った枡形山広場にある展望台が枡形山展望台。西口からなら緩やかなスロープでバリアフリーで展望台に上がることができます。
展望台からは富士山まで一望に
エレベーターで展望台まで上がれ(ベビーカーや車椅子でもOK)、晴れた日には、富士山、東京スカイツリー、東京タワーから横浜のみなとみらい方面まで見渡せる大パノラマを得ることができます。
また桜の開花期には生田緑地の桜の全貌(1500本の桜が植栽された川崎市屈指の花見スポット)を眺めることができるビュースポット。
夜景を眺める場所としても人気です。
令和元年にリニューアルされた舞台づくりの展望台は、床に岐阜県産の檜(ヒノキ)が使われ、土台部分の能にも使用できる舞台も蘇っています。
枡形山は中世の城跡
枡形山展望台の建つ、枡形山の山頂は東西130m、南北80mの台地。
四方は大軍を阻むような断崖で囲まれた要害の地ということで、宿場、城門などで大軍の進軍を阻む枡形に似ていることから名付けらたと推測でき、中世には枡形城があった地です。
江戸時代の史書『新編武蔵風土記稿』には、稲毛重成(いなげしげなり=北条政子の妹を妻に迎えた、頼朝配下の重臣、広福寺が居館跡と伝承)が枡形山に城を築いていたと記されています。
永正元年(1504年)、山内上杉氏の討伐を狙い、北条早雲、今川氏親が枡形城に入城、立河原の戦い(たちかわのはらのたたかい)で関東管領・上杉顕定(うえすぎあきさだ/山内上杉家11代当主)、足利政氏を迎え撃っています。
枡形山は、鎌倉時代〜戦国時代には城として機能していました。
枡形山展望台から、北側の飯盛山広場へと下れば、生田長者穴横穴墓群へと到達できます。
枡形山展望台 | |
名称 | 枡形山展望台/ますがたやまてんぼうだい |
所在地 | 神奈川県川崎市多摩区枡形6-26-1 |
関連HP | 生田緑地公式ホームページ |
電車・バスで | 小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩15分 |
ドライブで | 東名高速道路東名川崎ICから約3km |
駐車場 | 東口駐車場(185台/有料)・西口駐車場(68台/有料) |
問い合わせ | 生田緑地東口ビジターセンター TEL:044-933-2300 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag