神奈川県横浜市西区、みなとみらい線新高島駅前にあるのが京急ミュージアム。京急グループ本社の1階部分が博物館になったもので、川崎大師への参詣者を運んだ大師電気鉄道(明治32年1月21日開業) に始まる京浜急行電鉄の歴史紹介、ジオラマ、シミュレーションなどが設置されています。
歴史的車両「デハ236号」も展示される
「京急ヒストリー」のコーナーでは、昭和4年製造で、品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的車両「デハ236号」(デハ230形デハ236号)を展示。
湘南電気鉄道の開業時に、デ1形デ6号(デ1形=後の京急デハ230形)として導入された車両で、京浜電気鉄道線への直通運転を念頭に置いた形式として、昭和4年から25両を製造。
翌年の湘南電気鉄道開業時に、営業運転を開始しています。
京急ミュージアムに展示されるデハ236号は、昭和53年の引退後、川口市青木町公園内の児童文化センターで保存され、平成14年に児童文化センターが廃止されると、管理されることがなくなり、荒廃が進んだため、京急に無償譲渡。
京急の総合車両製作所に陸送され、総合車両製作所と京急ファインテック久里浜事業所(当時)などでのべ9800時間かけて修復、令和元年6月に修復が完了し、展示物になったもの。
車内には京急の歴史を紹介するコーナーが設けられています。
「京急ラインジオラマ」は、全長12mの巨大ジオラマに京急電車の鉄道模型が走り(HOゲージ)、模型の先頭車両に搭載したカメラ映像を見ながら、本物の800形電車運転台で操作体験も可能(3分程度 で先着制、有料)。
「鉄道シミュレーション」は、本物の新1000形電車運転台による実写映像の運転シミュレーターを体験するもので、事前の予約が必要。
「初級」、「中級」、「上級」そして子供向けの「わくわくコース」の4コースを用意し、体験時間は5分~7分(それぞれ違う区間を走行)。
「バスネットワーク」のコーナーは、京急バスの運転台を再現し、車窓の映像を通じて京急グループのバス路線のネットワークを知ることができます。
子供向けの「マイ車両工場」は、スタッフから京急の車両についての講義を受けたのち、オリジナルデザイン車両の「プラレール」工作体験ができるコーナーで、事前予約が必要(所要30分~1時間、有料)。
駐車場はないので公共交通機関の利用を。
京急ミュージアム | |
名称 | 京急ミュージアム/けいきゅうみゅーじあむ |
所在地 | 神奈川県横浜市西区高島1-2-8 |
関連HP | 京急ミュージアム公式ホームページ |
電車・バスで | みなとみらい線新高島駅から徒歩すぐ |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 京急ミュージアム TEL:045-225-9696 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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