神奈川県横浜市神奈川区上反町1丁目にある東急電鉄東横線の駅が、反町駅(たんまちえき)。「そりまちえき」と誤読されることの多い、東急屈指の難読駅ですが、大正15年2月14日開業という歴史ある駅。みなとみらい線との直通運転で、駅も地下駅になっています。
もともとは「ソリマチ」だったという柳田國男説も!
平成16年2月1日、横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転開始によって地下駅化され、東白楽駅〜横浜駅間を高架線から地下線に切り換え、反町駅と横浜駅が地下ホームとなって、地上部分が廃線になっています。
廃線跡は、東横フラワー緑道に、鉄道トンネルは高島山トンネルとして再生されています。
反町駅も高架上に2面2線のホームを備えていましたが、地下4階に島式1面2線のホームに変わっています。
反町は、一反二反という単位の「反」に由来するとも、段町からの転訛とも、さらには全国にある反町という地名のうち、「たんまち」と読むのは横浜だけで、他の栃木県二宮町、群馬県太田市、長野県松本市はすべて「そりまち」と読ませるため、休耕地の「そり」に由来する(「そりまち」が「たんまち」に転訛)とする説もあり定かでありません。
ちなみに、柳田國男は、『地名の研究』で、「横浜市内旧神奈川の一区に反町がある。今はタンマチと訓む由であるも、反町大膳(そりまちたいぜん)の在所たる上野新田郡(こうずけにったぐん)の反町を始め、諸国にある者の多くはソリマチと訓んでいる。一反二反の反をソリと言うことが俚人に耳遠いためにこうした読み方は起こったのであろう」と記しているので、やはり「もともとはソリマチ説」をとっています。
明治33年には反町遊郭(青木町遊郭)がつくられましたが、空襲で焼失しています。
反町駅 | |
名称 | 反町駅/たんまちえき |
所在地 | 神奈川県横浜市神奈川区上反町1-1 |
関連HP | 東急電鉄公式ホームページ |
問い合わせ | 横浜駅 TEL:045-311-3669 |
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