高知県土佐清水市、足摺岬の西、「西の足摺岬」と呼ばれる小さな岬がかつては交通の難所として知られた叶崎(かなえざき)で、岬の高台には歴史ある叶埼灯台が建っています。塔高はわずかに8.3mという小さな灯台ですが、明治44年8月20日に初点灯(昭和43年改築)という灯台は、海上保安庁の保存灯台(Dランク)にもなっています。
明治44年初点灯の灯台が、現役!
「日本の道100選」にも選定される足摺サニーロード(国道321号)は、叶崎の付根を叶崎トンネルで抜けてしまいますが、旧道に入れば叶埼灯台に到達することができます。
黒潮洗う叶崎沖は海の難所として知られ、叶埼灯台も足摺岬灯台に先駆けて、高知県が建設。
点灯当初の光源は石油灯で、後にアセチレン・ガス灯、さらに電灯と改善され、昭和24年に海上保安庁に移管されています。
高台に建つため灯火部分は海面から40.5mの高さに位置し、光源は8300カンデラで、13.5海里(25km)沖まで照らすことができます。
明治時代に建設された120基の灯台のうち、64基が現役で活躍。
高知県内(神戸が本部の第五管区海上保安本部管轄)は、室戸岬灯台とこの叶埼灯台の2ヶ所が保存灯台です。
叶埼灯台 | |
名称 | 叶埼灯台/かなえざきとうだい |
所在地 | 高知県土佐清水市大津 |
ドライブで | 高知自動車道中土佐ICから約104km |
問い合わせ | 土佐清水市観光商工課 TEL:0880-82-1212 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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