高知県室戸市、室戸岬背後の尾根沿いを走るのが、もともとは有料道路として昭和45年3月28日に開通、昭和56年4月1日に無料化された室戸スカイライン。現在は高知県道203号(室戸公園線)となっていて、途中には最御崎寺(四国八十八ヶ所霊場第24番札所)、室戸スカイライン山頂展望台などがあります。
かつての有料道路は海を眺める絶景の道
昭和39年6月1日に室戸阿南海岸国定公園の指定を受け、高度経済成長期のマイカー普及、観光ブームを背景に、室戸岬を訪れる観光客も昭和38年の22万6800人から昭和46年には48万5200人と倍増。
そうした観光客の増加を背景に、国道55号の拡幅、そして室戸スカイラインが開通、さらに乱礁遊歩道が敷設されたのです。
最高所は、室戸スカイライン山頂展望台で、標高250mを駆け抜けています。
室戸スカイライン開通にあわせモダンな国民宿舎むろと(当時は公営国民宿舎のブームでした)、展望レストラン「スカイレスト・ニュー室戸」も開業しましたが、ともに今では廃墟に。
全長は9.2kmほどと短いですが、絶景ロードとして室戸スカイラインは、今も観光ルートとして健在。
とくに大海原へと飛び出すようなヘアピンカーブが連続と、バイクツーリングには人気です。
室戸スカイライン | |
名称 | 室戸スカイライン/むろとすかいらいん |
所在地 | 高知県室戸市室津〜室戸岬町 |
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