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傘松公園

成相山(なりあいさん)の中腹にある公園で、阿蘇海と宮津湾を分けて文珠方面に伸びる天橋立が「斜め一文字」に伸びる様子は天橋立三大観のひとつでこれが、「斜め一字観」。「股のぞき」の名所としても有名で「股のぞき観」とも呼ばれています。股のぞきとは、股の間から見ると空と海が逆転し、天に架かる橋のように見えるというもの。

府中駅からケーブル、リフトで傘松公園へ!

傘松公園の「股のぞき観(斜め一文字)」、大内峠の「一字観」、獅子崎稲荷神社(しいざきいなりじんじゃ)の「雪舟観」で、天橋立三大観と呼ばれています。
これに天橋立ビューランドの「飛龍観」をあわせて、天橋立四大観となっています。
東西南北それぞれにビューポイントがあるかたちで、北側から眺めるのが傘松公園。
古くから知られた天橋立の眺望場所で、天橋立が龍が昇るような姿に見えることから「昇龍観」と呼ばれています。

丹後海陸交通が運営する傘松公園は、文珠側からだと天橋立を渡りきった対岸の府中側の高台、標高130mの位置にあるため鳥瞰的にパノラマが展開します。
傘松公園へは丹後一宮 元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)近くの府中駅からケーブルカーかリフト(12月〜2月は運休)に乗って行くことができ、リフト傘松駅乗降場の真上には、展望台「スカイデッキ」、眺望スペース「スカイテラス」、展望ウッドデッキ「コロッセオ」も設置されています。

元伊勢籠神社の奥宮鎮座という冠島と沓島を遥拝する「冠島沓島遥拝所」も置かれていますが、彦火明命(ひこほあかりのみこと)と市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)が天から降りて夫婦となった神聖な島として神聖視されてきた霊域です。
天橋立を眺めながら食事が楽しめる展望レストラン「Ama Dining」、土産・軽食コーナーのあるAmaTerrace(アマテラス)もあり、のんびりすることができます。
レストラン「Ama Dining」には恋のべンチシート、AmaTerrace2階の展望ドームには「願いの鐘」も設置されているので、カップルにも注目のスポットです。

「股のぞき発祥」は傘松公園!?

傘松公園のある成相山のさらに山上には、西国三十三所第28番札所の成相寺(なりあいじ)があり、境内からも天橋立を一望にする絶景が。
傘松公園の傘松から、成相寺へは成相寺登山バス(丹後海陸交通)も運転されています(日中20分間隔、冬季は30分間隔)。

成相寺登山バスの傘松公園側の発着所近くには「股のぞき発祥の地」という京都府・環境省の看板も設置されています。
大内峠には小野小町が小用の時、偶然、股から天橋立を眺めたのが発祥という伝承が残され、それをもとに「股のぞき発祥の地」碑が立っていますが、明治時代に始まったとされる本格的な股のぞきブームは、古写真などからもこの傘松公園が始まりであることが明確になっています。

なお、傘松公園行きケーブルカー・リフトと、天橋立ビューランドのモノレール・リフトがセットになった「二大展望所めぐりチケット」も販売されています。

傘松公園
名称 傘松公園/かさまつこうえん
所在地 京都府宮津市大垣75
関連HP 傘松公園公式ホームページ
天橋立観光協会公式ホームページ
電車・バスで 北近畿タンゴ鉄道宮津線天橋立駅から徒歩5分、天橋立桟橋から丹後海陸交通の観光船で一の宮桟橋まで12分、徒歩5分の府中駅から天橋立ケーブルカーで4分、またはリフトで6分、傘松駅下車(ケーブルカー府中駅までは天橋立駅、岩滝口駅から丹海交通バス伊根郵便局・経ヶ岬方面行きも利用可能)
ドライブで 山陰近畿自動車道与謝天橋立ICから約10km
駐車場 なし(周辺の有料駐車場を利用)
問い合わせ 丹後海陸交通 TEL:0772-27-0898
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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