京都を流れる鴨川に5ヶ所、支流の高野川に1ヶ所ある飛び石橋のひとつで、鴨川上流に位置するのが荒神の飛び石。地元の人は橋を使わずにこの飛び石を利用する人も多く、生活道路となっています。亀の形をした石がもっとも多く配されていて愛らしい飛び石となっています。飛び石の上からは北山の山並みを遠望。
亀の飛び石は被写体にも絶好
河床の安定を図るための帯工(川の底が削られるのを防ぐ横断構造物)の上にコンクリートブロックを配置。
河川環境整備の際に、京都土木事務所職員のアイデアで、千鳥、舟、亀、三角おにぎりというデザインブロックを採用しています。
飛び石は、地元、ケイコン(京阪セメント工業)が製造したもの。
荒神の飛び石には亀しか使われていませんが、下流側の二条の飛び石に千鳥、舟、上流の北山の飛び石に三角おにぎりが配されています。
荒神の飛び石周辺には、水量が少ない時期には小石の河原が現れ、水遊び場にも最適。
鴨川の飛び石は、増水時には利用できないことは当然ですが、濡れていれば滑る危険性があり、遠目には水から出ていても近くに行くと沈んでいたりすることがあるので、完全に水位が下がり、乾いている時にのみ利用を。
飛び石の下流側(南側)にある荒神橋は、安政2年(1855年)に初代が架けられたもの。
ちなみに荒神橋を渡った西側が京の七口のひとつ、荒神口(こうじんぐち)で、志賀峠を経て、琵琶湖・西近江路へとつながる山中越(志賀越、今道越、白川越)の入口。
護浄院 (清荒神)に祀られる清荒神(きよしこうじん)に由来する地名です。
鴨川・荒神の飛び石 | |
名称 | 鴨川・荒神の飛び石/かもがわ・こうじんのとびいし |
所在地 | 京都府京都市上京区亀屋町荒神口通〜左京区吉田下阿達町 |
電車・バスで | 京阪神宮丸太町駅から徒歩7分 |
駐車場 | 御所東駐車場(70台/有料)など周辺の有料駐車場などを利用 |
問い合わせ | 京都総合観光案内所 TEL:075-343-0548 |
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