「青春18きっぷ」などで大活躍の鈍行列車(普通列車)乗り継ぎ旅。東京(新宿)〜松本、東京〜名古屋などでは、時間的には高速バスが圧勝ですが、なかには東京駅~静岡駅(東名ハイウェイバス)のように鈍行列車(普通列車)が善戦しているケースもあります。
東京駅~静岡駅、東京駅〜水戸駅はほぼ互角!

東京(新宿)〜松本を鈍行列車(普通列車)乗り継ぎで旅すると、平日新宿駅8:13発で、高尾駅、甲府駅で乗り継いで松本駅13:51着、所要4時間41分(土・休日だと新宿駅8:23発で所要4時間31分)。
対する高速バスはバスタ新宿7:55発で、松本バスターミナル11:13着で、所要3時間18分と、特急には負けるものの、かつての急行列車並み。
料金は、高速バスがもっとも高い固定運賃・繁忙日で4400円、平日4000円。
対するJRは乗車券4070円、つまり運賃的にはほぼ同じで、渋滞にハマる可能性はあるものの、時間的には1時間30分近く短い高速バスに優位性があります(しかもリクライニングシート)。
東京駅〜名古屋駅も同様で、鈍行列車の乗り継ぎだと6時間以上必要ですが、高速バスは新東名経由の「新東名スーパーライナー」なら、ノンストップで5時間少々で結んでいます。
JRの乗車券は6380円、東名ハイウェイバスは5800円で、「安く、早く、快適」とやはりこちらも高速バスに軍配が。
唯一、鈍行乗り継ぎが善戦するのは、東京駅〜静岡駅で、JRの場合は最速3時間少々(熱海駅で乗り換え)に対して、高速バスもほとんど変わりません。
JRは乗車券3410円、東名ハイウェイバスが3300円と、運賃的には分が悪い鈍行の旅ですが、かなりの善戦といえるでしょう。
東京駅〜水戸駅は高速バスで2時間少々ですが、JR常磐線利用でもほぼ同タイムで、高速バス2250円、JR2310円と運賃もほぼイーブン。
中距離だと鈍行乗り継ぎでもいい勝負をする場所があることがわかります(東京駅〜鹿島神宮駅などでは高速バスに軍配があがります)。
「鈍行VS高速バス」は、高速バスの圧勝のなか、東京~静岡は鈍行が勝つケースも! | |
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