東京都文京区春日1丁目にある東京メトロ後楽園駅。丸ノ内線と南北線が乗り入れる駅で、駅ビル「メトロ・エム後楽園」の地下6階が南北線、地上2階が丸ノ内線のホームになっています。「メトロ・エム後楽園」内を貫通するようにホーム、線路が設置され、ビルの中から地下鉄が飛び出してくるようなシーンも。
駅ビルの2階に丸ノ内線のホームが!
東京ドーム、文京区役所(シビックセンター)、水戸徳川家の大名庭園小石川後楽園、東京ドームシティ アトラクションズなどへのアクセス、さらには連絡改札を通じて三田線・大江戸線への乗り換えもできるため、利用者の多い駅となっています。
東京メトロの南北線と丸ノ内線の乗り換えは、標高差にして41.0mと、日本の地下鉄でも随一の「標高差」を誇っています。
これは南北線が東京ドームや周辺のビル群の地下を抜けるためで、建物の基礎を避けるため地下深くに通されており、南北線後楽園駅は地下37.5mと、東京メトロでは千代田線国会議事堂前駅(地下37.9m)に次ぐ深部に位置しています。
「メトロ・エム後楽園」は商業ビルで、地下1階は飲食店街、1階はコンコースと改札(丸ノ内線、南北線)、そして花屋、2階が丸ノ内線ホームと喫茶など、3階・4階はショップ、5階・6階はレストラン・喫茶といった感じで、まさに駅ビルです。
丸ノ内線は最初に開通した銀座線同様に、戦前に敷設が決められた路線で、銀座線同様に地下の浅いところを走っているため、土地の起伏(本郷台地と台地末端の谷戸)の関係で茗荷谷駅〜後楽園駅間(春日通り周辺は谷戸)、御茶ノ水駅〜淡路町駅間の神田川橋梁(神田川の人工峡谷を渡る)、四ツ谷駅(外堀の中)では地上に姿を表しています。
後楽園駅の西側(新大塚駅寄り)には6両編成2本が留められる電留線があり、車両の夜間滞泊などに使われています(後楽園駅始発電車はこの電留線から入線)。
ビルから飛び出すように見えるのは、東側(本郷三丁目駅寄り)で、後楽園駅前交差点の横断歩道や、その上をまたぎ東京ドームと結ぶ歩道橋などから見学ができます。
「メトロ・エム後楽園」平成6年4月15日に東京メトロでは初の駅ビルとして開業していますが、それ以前の後楽園駅は、ドーム型の屋根を有した高架駅でした。
後楽園駅は、「東京ドームと遊園地を抱え開放的な地下空間を取り入れた駅」として「関東の駅百選」にも選定されています。
ビルの中から地下鉄が! 丸ノ内線後楽園駅は、東京メトロの新名所に | |
所在地 | 東京都文京区春日1−2−3 |
場所 | 東京メトロ丸ノ内線後楽園駅 |
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