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臨港橋

臨港橋

三重県四日市市の四日市港を流れる千歳運河(臨港交通施設)にかかる珍しい跳ね橋(道路橋)が臨港橋。昭和6年に跳開式可動橋として架設され、現在の橋は平成3年に完成した3代目。初代が架けられた昭和初期は陸上輸送と運河の舟運とが拮抗していた時代ですが、機械室から西側の橋桁が跳ね上がる仕組みは、今も受け継がれて現役。

船が通ると橋が跳ね上がる現役の可動橋

船舶が通るときは、遮断機で車を止め、油圧ジャッキで橋梁を70度押し上げて開く仕組み(開くのに要する時間は2分30秒)。

橋のたもとの標柱には万古焼のタイル張りとなっています。

臨港橋の200mほど北側には同じ千歳運河にかかる鉄道橋「末広橋梁」があり、そちらは昭和6年の創建当時のまま現役で国の重要文化財。
四日市市出身の瀬木直貴監督の青春映画『いずれの森か青き海』(平成15年)のロケ地にもなっています。

四日市港では潮吹き防波堤(旧港北防波堤)も国の重要文化財に指定されています。

臨港橋
名称 臨港橋/りんこうはし
所在地 三重県四日市市末広町・千歳町
関連HP 四日市観光協会公式ホームページ
ドライブで 東名阪自動車道四日市ICから約11km
駐車場 なし
問い合わせ 臨港橋管理棟 TEL:059-354-6661
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

末広橋梁(旧四日市港駅鉄道橋)

四日市港の近代化のために昭和6年に完成した長さ58m、幅4mの跳開式可動鉄道橋梁で、今も現役。門のようなスタイルの鉄柱からのケーブルで橋の中央部が引っ張られて持ち上がる仕組み。鉄道橋で、橋梁上には、四日市港線(現在は四日市駅構内扱い)が通り

潮吹き防波堤(四日市港旧港防波堤)

木曽三川の治水事業でも知られるオランダ人土木技師のヨハネス・デ・レーケの提案で、明治の半ばに国際貿易港を目指し、土木請負師の服部長七が四日市港に造った防波堤。波が堤防に当ると、大堤にある49個の五角形の水抜き穴から海水が吹き出る仕組みなので

 

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