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白鳥塚古墳

白鳥塚古墳

三重県鈴鹿市にある全長92m、後円部の直径64m、前方部の高さ15.5mと、三重県下最大の帆立貝式古墳が白鳥塚古墳。伊勢国松坂(現在の三重県松阪市)出身で『古事記伝』の著者でもある本居宣長(もとおりのりなが)や平田篤胤(ひらたあつたね)が『古事記』にあるヤマトタケルの能褒野(のぼの)陵墓として最有力視しています。

ヤマトタケルの陵墓との伝承も

白鳥塚古墳には、ヤマトタケルの陵墓との伝承があり、さらに尊が死後、白鳥になって飛び立ったという伝承から白鳥塚古墳と呼ばれています。
前方後円墳ですが、東側に造出しがあるため、帆立貝式古墳に分類されます。

明治9年に当時の教部省は白鳥塚をヤマトタケル陵墓に治定していますが、明治12年に宮内省はそれを覆し、丁子塚(現・亀山市)、白鳥陵(奈良県御所市)、白鳥陵(大阪府羽曳野市)をヤマトタケル陵墓(能褒野王塚古墳)としています。

平成16年〜17年に行なわれた学術調査で円筒埴輪が出土しています。
その円筒埴輪から5世紀前半の築造と推測されています。

一帯には白鳥塚1号墳(白鳥塚古墳)を主墳とする7基の古墳があり(白鳥塚古墳群)

加佐登神社(かさどじんじゃ)の背後に位置するため、神社に参拝してから古墳見学をするかたちに。
ちなみに加佐登神社は、尊が死の間際まで持っていたといわれる笠と杖がご神体です。

白鳥塚古墳
名称 白鳥塚古墳/しらとりづかこふん
所在地 三重県鈴鹿市石薬師町北松塚
関連HP 加佐登神社公式ホームページ
電車・バスで JR加佐登駅から徒歩25分
ドライブで 東名阪自動車道鈴鹿ICから約6km
問い合わせ 鈴鹿市文化振興部文化課 TEL:059-382-9031
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

能褒野王塚古墳

2018年10月5日

 

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