2024年4月1日(月)〜4月30日(火)、京都府京都市東山区祇園町の祇園甲部歌舞練場(ぎおんこうぶかぶれんじょう)で『第150回都をどり』が開催されます。京の春の風物詩といわれる祗園甲部の芸妓と舞妓による華麗な踊りで、新装なった歌舞練場で開催されます。
東京遷都後の京都の復興策として生み出された集団の舞
東京遷都後の京都の再興を図るために明治5年、『第1回京都博覧会』(会場:西本願寺、建仁寺、知恩院)の附博覧(つけはくらん)として創始された『鴨東花街ノ歌舞』(貸席松の屋を会場に70日間開催)が『都をどり』の始まり。
伊勢音頭の総踊りを取り入れて、井上八千代が振り付けを行ない、京都府参事・槇村正直(まきむらまさなお)が作詞したもので、お座敷舞の常識を打ち破る集団の舞と、幕を降ろすことなく背景を変えて場面を転換するという手法で、話題を呼んだのです。
つまりは芸妓・舞妓による地域活性の舞としてスタートしたもので、明治17年の第13回都をどりでは、京都では初となる電気燈の実験場ともなっています。
現在地に甲部歌舞練場が移転したのは大正5年のことで、令和4年秋に耐震工事が完成しています。
公演は1日3回行なわれ、各回1時間ほど(主催:学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会)。
衣装は、京友禅と西陣織の逸品。
舞台の上手では黒紋付姿の芸妓が三味線、唄を生演奏。
さらに下手では総をどり姿の舞妓が笛や太鼓などの鳴り物を奏でます。
チケットの申込みはオンラインチケットもしくは、電話で。
第150回都をどり|2024 | |
開催日時 | 2024年4月1日(月)〜4月30日(火) |
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町南側570-2 |
場所 | 祇園甲部歌舞練場 |
関連HP | 都をどり公式ホームページ |
電車・バスで | 京阪祇園四条駅から徒歩8分。阪急京都河原町駅から徒歩10分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 祗園甲部 TEL:075-541-3391 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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