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水島臨海鉄道で、気激レア車両のキハ37、キハ38が現役で活躍中!

水島臨海鉄道

キハ38形気動車は、国鉄が非電化区間の八高線、久留里線などに投入した気動車(ディーゼルカー)で、総製造両数がわずか5両。同様にキハ37形気動車も製造総数5両というまさに気激レア車両。キハ38の1両、キハ37の3両が水島臨海鉄道(岡山県倉敷市・第三セクター)で現役で活躍しています。

国内で唯一現役のキハ30とともに昭和レトロな気動車が現役

八高線色に塗装されたキハ38 104

国鉄キハ38形気動車は、八高線で使われていたキハ35系が老朽化したこと、さらに冷房化対策を目的に、キハ37形の思想を受け継ぎつつ製造された車両で、主要機器はキハ35系から流用しています。
当初は八高線に投入されましたが、平成8年3月16の八高線電化により、3月15日にキハ30形、キハ35形とともに八高線での運転を終了、全車が木更津に転属し、久留里線で活躍しました。

久留里線にはキハE130系が投入されたため、平成24年12月1日で定期運用を終了し、キハ38 1003は水島臨海鉄道へ譲渡され、平成26年5月12日から運用を開始。
この1両が水島臨海鉄道で活躍するキハ38(キハ38 104に改番)です。

令和4年2月からはキハ38登場時の懐かしい八高線色に再塗装(「国鉄水島計画」と題したクラウドファンディングを実施)されて運転されています。

国鉄キハ37形気動車は、昭和58年に国鉄が製造した車両で、国鉄分割民営化後にJR東日本(木更津配置され久留里線、木原線で使用)に3両、JR西日本(姫路に配置、加古川線、高砂線、三木線、北条線、鍛冶屋線で使用)に2両が承継され、そのうちJR東日本所有の3両が平成25年7月に水島臨海鉄道へ譲渡されています。

キハ37は、キハ37 101、キハ37 102が水島色に、キハ37 103は令和3年にキハ37登場時の赤11号に再塗装されて運用、さらにJR東日本から平成25年に譲渡された国鉄標準色のキハ30 100(大人気の外吊りドア車両、非冷房)も運用され(運用は基本的に秋冬の平日ダイヤのみですが、キハ30としては唯一の現役車両です)、昭和レトロな国鉄気動車が現役で活躍する鉄道になっています。

古い車両を整備しながら使用する、まさに昭和レトロなローカル私鉄で、鉄道ファンだけでなく旅人にも注目の存在となっています。

懐かしい赤11号に再塗装されたキハ37 103
水島臨海鉄道で、気激レア車両のキハ37、キハ38が現役で活躍中!
所在地 岡山県倉敷市阿知1-1〜水島海岸通2丁目
場所 水島臨海鉄道
関連HP 水島臨海鉄道公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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