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明礬温泉「薬用湯の花」【明礬湯の里/大分県別府市】

明礬湯の里『薬用湯の花』

源泉数、泉質数日本一で、まさに「温泉のデパート」といわれる別府(大分県)。 その別府八湯で、最高所に位置するのが、明礬温泉(みょうばん)の明礬湯の里。 50棟もの藁葺(わらぶ)き屋根の湯の花小屋が建ち並ぶ温泉地です。その温泉を家庭でも楽しめるのが別府・明礬温泉「薬用湯の花です。

江戸時代と同じ方法で湯の花を採取

別府・明礬温泉

明礬温泉は、その名の通り、明礬が採取できる温泉。
江戸時代前期、享保10年(1725年)頃、渡辺五郎右衛門が別府で初めて明礬を採取。
当時、明礬は染め物の触媒に、そして止血や下痢止めの薬にと重宝されたのです。

明礬温泉には藁葺き屋根の「湯の花小屋」がズラリと並んでいますが、実はこの小屋掛けのなかで湯の花を採取しているのです(江戸時代からの伝統的な湯の花採取法は、国の重要無形民俗文化財にも指定)。

湯の花は、アルミニウムと鉄の硫酸化合物である鉄明礬石の結晶のこと(アルミニウムを鉄で置換したもの)。
明礬温泉は地下30cmほどのところに温泉脈があります。
噴気の多い場所に簡素な小屋を掛け、内部に温泉ガスが均等に噴出できるよう栗石で石畳みを敷き、さらに青粘土(学名・モンモリロナイト)を敷き詰めます。
地下のガスの噴気が栗石の隙間から青粘土の中に入り、ガス中の成分と青粘土の成分が結晶。
これで誕生する結晶が湯の花で、1日わずか1mmとゆっくりと成長し、40日~60日かけて製品化されるのです。
(「湯の花小屋」は8:00~18:00の間、自由に見学が可能です)

この小屋掛けで製造されるのが「薬用湯の花」

家庭で即席の明礬温泉を楽しもう!

明礬湯の里の大露天風呂

さてさてそんな「湯の花小屋」で製造される湯の花ですが、日帰り専門の入浴施設である、明礬湯の里は、湯の花の製造直売所でもあるのです。
敷地内の「湯の花小屋」で製造する湯の花が直売されるとあって、まさにホンモノ。
「湯の花を自宅の湯船に入れるだけで『即席明礬温泉』になり、いつでも気軽に明礬温泉をお楽しみいただけます」とのこと。

ただし、天然ゆえにその成分から、風呂釜や金属部分が痛む可能性があるので、入浴後は風呂の湯を抜き、さっと湯船の周囲を水洗いしておくことが必要です。

薬用「湯の花」というだけあって、水虫・あせも・神経痛・リウマチ・痔疾・腰痛・冷え症・肩こり・ただれ・いんきん・しっしん・しもやけ・たむし・くじき・かいせんに効能が。

便利なパック入りで、16回分、25回分があり、かなりコスパもいいのでおすすめできます。
明礬湯の里のオンラインショップで購入できるほか、Amazon、YAHOO!ショッピング、楽天市場などでも取り扱うショップがあります。

明礬湯の里
名称 明礬湯の里/みょうばんゆのさと
所在地 大分県別府市明礬6組
関連HP 明礬湯の里公式ホームページ
電車・バスで JR別府駅西口から亀の井バス立命館大学APU・安心院方面行きで39分、地蔵湯前下車、徒歩5分
ドライブで 東九州自動車道別府ICから約4.3km
駐車場 80台/無料
問い合わせ 明礬湯の里 TEL:0977-66-8166/FAX:0977-66-8421
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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明礬湯の里

伽藍岳(がらんだけ/1045.4m)から東に派生する鍋山の麓にある明礬温泉(みょうばんおんせん)は、その名の通り、古くから明礬と湯の花の採集地。江戸時代にはその採取が森藩の財政を支えました。明礬湯の里は大露天風呂が人気の日帰り入浴施設と、湯

 

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