明礬湯の里

伽藍岳(がらんだけ/1045.4m)から東に派生する鍋山の麓にある明礬温泉(みょうばんおんせん)は、その名の通り、古くから明礬と湯の花の採集地。江戸時代にはその採取が森藩の財政を支えました。明礬湯の里は大露天風呂が人気の日帰り入浴施設と、湯の花の製造直売所を兼ねた施設です。本館の3階には展望・喫茶レストランも営業。

眺望抜群の露天風呂と藁葺き屋根の家族湯

眺めの良い露天風呂
湯の花を採取する湯の花小屋を模した家族風呂

明礬湯の里は、明礬温泉の中心、湯の花を採取する湯の花小屋のある集落に隣接。
明礬温泉では、地下30cmあたりに温泉脈があり、噴気の多い場所を選んで三角屋根のわら葺き小屋が50棟ほど建てられています。
地下の噴気ガスの蒸気が栗石のすき間から青粘土の中に入り、ガス中の成分と青粘土の成分が結晶し、湯の花が生まれます。
この古典的ともいえる採取法が国の重要無形民俗文化財に指定されています。

外観のみ見学できるので、さらりと見学したら、自慢の露天風呂へ。
別府一の高台に位置しており、男女別の大露天岩風呂からの眺望も自慢のひとつ。

湯は白濁した単純酸性硫黄泉。
アトピー性皮膚炎にも効果があると評判です。
湯の花小屋を模した風情ある藁葺きの家族湯も4棟あり、ファミリーやグループ、カップル利用におすすめです。

食事は、展望・喫茶レストランや温泉蒸しで玉子やトウモロコシが味わえる施設「湯庵」を用意。
土産では、製造直売の「薬用湯の花」、「湯の花ハンドクリーム」、「湯の花全身ジェル 」、「湯の花シャンプー・湯の花コンディショナー」などを販売しています。

明礬湯の里
名称明礬湯の里/みょうばんゆのさと
所在地大分県別府市明礬6組
関連HP明礬湯の里公式ホームページ
電車・バスでJR別府駅西口から亀の井バス立命館大学APU・安心院方面行きで39分、地蔵湯前下車、徒歩5分
ドライブで東九州自動車道別府ICから約4.3km
駐車場80台/無料
問い合わせ明礬湯の里 TEL:0977-66-8166/FAX:0977-66-8421
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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