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湯之宮の座論梅

湯之宮の座論梅

宮崎県児湯郡新富町にある国の天然記念物に指定される梅の老木が樹齢は湯之宮座論梅(ゆのみやのざろんばい)。樹齢は600年ともいわれ、江戸時代中期の観賞記録が残されています。梅の木で国の天然記念物に指定されるものは全国にわずか5ヶ所しかありません。

樹齢600年ともいわれる梅の老木

もとは1本の木でしたが横に伸び、新たな芽を出して成長し、現在では80数株にまで分かれています。
鼻の見頃は例年2月上旬~中旬。
龍が伏せて這うような枝ぶりから臥龍梅とも呼ばれています。
座論梅という名前には、江戸時代、児湯郡を領有した佐土原藩(さどわらはん)と高鍋藩が梅の所有争いを起こし、梅の木の下で座って議論を交わしたことから座論梅になったとする説と、ザロミという梅の種類から付いたとする説があり定かでありません。
「湯之宮」とは、神武天皇が美々津から東遷する際、ここで湯あみをしたことから付いた名。
梅園の向かいには湯之宮神社があり、伝「神武天皇御湯浴場」跡も残されています。

ちなみに国の天然記念物に指定される梅は、湯之宮の座論梅のほかに、古城の朝鮮ウメ(宮城県仙台市)、余田臥龍梅(山口県柳井市)、高岡の月知梅(宮崎県宮崎市)、藤川天神の臥龍梅(鹿児島県薩摩川内市)の5ヶ所です。

湯之宮の座論梅
名称 湯之宮の座論梅/ゆのみやのざろんばい
所在地 宮崎県児湯郡新富町新田湯之宮18648-1
関連HP 新富町公式ホームページ
電車・バスで JR日向新富駅からタクシーで10分
ドライブで 東九州自動車道西都ICから約8km
駐車場 7台/無料
問い合わせ 新富町まちおこし政策課 TEL:0983-33-6029
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

高岡の月知梅

宮崎県宮崎市高岡町にある国の天然記念物に指定される梅の老木が高岡の月知梅(たかおかのげっちばい)。明治初年の廃仏毀釈によって廃寺となった香積寺(こうじゃくじ)の境内にあった梅の巨木(臥龍梅)。香積寺は、慶長5年(1600年)に島津義弘が創建

 

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