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旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群・新町高架橋

旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群・新町高架橋

奈良県五條市、JR和歌山線・大和二見駅(奈良県最南端の駅)近くにあるのが、土木学会推奨土木遺産にもなっている旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群・新町高架橋。紀伊山地を鉄道で貫く大構想で、昭和34年に竣工したコンクリートアーチ式の高架橋が、開通することなくオブジェのように現存しています。

「幻の五新鉄道」とも称される五條市街にある高架橋

建設が進みながら開通することのなかった五新線は、明治末期、五條市と十津川を渡って新宮市までを結ぶ五新鉄道の建設が持ち上がり、昭和12年に着工。
戦前には吉野川横断の橋脚の完成、生子トンネルの貫通にまで至りましたが、第二次世界大戦による資材不足などで工事が中断、戦後、工事が再開されましたが、経済社会情勢等の変化により、中断され、五條市内には、高架部分の新町高架橋、第一丹生川橋梁などが未成線として残されています。

とくに新町高架橋は、市街地にカーブを描いてコンクリート造りのアーチ式高架橋が現存、国道24号をまたぐ部分のみ撤去されていますが、その前後はそのままに残され、ヨーロッパの水路橋のような不思議な景観を生み出しています。

新町高架橋近くにある五條新町通りは、五條新町伝統的建造物群保存地区に指定されているので、合わせて見学を。

旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群・新町高架橋
名称 旧国鉄五新線(未成線)鉄道構造物群・新町高架橋/きゅうこくてつごしんせん(みせいせん)てつどうこうぞうぶつぐん・しんまちこうかきょう
所在地 奈良県五條市新町1-10-20
関連HP 五條市公式ホームページ
ドライブで 京奈和自動車道五條ICから約2km
問い合わせ 五條市総務部 総務管財課 TEL:0747-22-4001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

五條市新町通り(五條市五條新町伝統的建造物群保存地区)

奈良県五條市の五條市新町通りは、紀州街道に面した往時の家並みが残され、五條市五條新町伝統的建造物群保存地区に指定されています。吉野川下流沿いに開けた大和盆地の西南にあたる五條は、古くから大坂(大阪)と紀伊を結ぶ交通の要衝で、伊勢街道、紀州街

 

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