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白髭神社秋季大祭『白鬚まつり(なるこまいり)』|高島市|2024

白髭神社秋季大祭『白鬚まつり(なるこ参り)』

2024年9月5日(木)〜9月6日(金)、滋賀県高島市の湖中大鳥居で有名な白鬚神社(しらひげじんじゃ)の秋季大祭『白鬚まつり(なるこまいり)』。例祭は春が5月3日、秋が9月5日〜9月6日ですが、秋季大祭は『白鬚まつり(なるこまいり)』として有名。子どもが数え年で2歳になった際に、参拝するものです。

幼児の無病息災、延命長寿を祈る伝統的な儀礼

数えで2歳になった幼子を連れて白鬚神社に参拝すると、大神から名前を受けることができます(拝殿前で受付を行ない、本殿で宮司から賜名が渡されます)。

この神様から賜わった名前で数日間その子を呼んで、無病息災、延命長寿を祈るもの。
健やかな成長と延命長寿、一生幸福の御守護があるといわれていて、多くの参拝者を集めています。
数え年で2歳なので、現在は満1歳が対象ということに。

湖西地方の人にとっては人生儀礼のひとつですが、最近では全国各地から多くの参拝客で賑わいます。

江戸時代にはすでに有名だった『なるこまいり』

『なるこまいり』は、9月5日9:00〜19:00、9月6日9:00〜15:00に受付。
9月5日には、JR湖西線・北小松駅→白鬚神社前→JR近江高島駅に臨時シャトルバスが運行(湖西線うを利用の場合は、北小松駅下車/近江高島駅からは臨時バスに乗車できません)。

また、臨時駐車場(しらひげ浜水泳場=神社北側1kmほか)も用意されますが、混雑が予想されるので、公共交通機関の利用を。


『なるこまいり』は、近世(江戸時代)には8月5日(旧暦)が祭礼日で、江戸時代後期に日本全国の祭を番付にした『諸国御祭礼番附』にも記載されているので、全国的に有名な祭りだったことがわかります。

享保19年(1734年)刊の『近江輿地志略』にも「寿命の守札を出す。此神寿命を守り給ふ故、御鬮(みくじ)を以て男子女子の名をつけ例年八月五日の祭礼には遠近の輩参詣して名を乞ひうく」と記され、当時はくじ引きだったことがわかります。

白髭神社秋季大祭『白鬚まつり(なるこまいり)』|2024
開催日2024年9月5日(木)〜9月6日(金)
所在地滋賀県高島市鵜川215
場所白髭神社
関連HP高島市公式ホームページ
電車・バスでJR近江高島駅からタクシーで5分
ドライブで北陸自動車道木之本ICから約45km
駐車場50台/無料
問い合わせ白鬚神社 TEL:0740-36-1555
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

白鬚神社

全国に鎮座する白鬚神社(しらひげじんじゃ)の総本社で、近江の国で最古の神社ともいわれる古社が滋賀県高島市に鎮座する白鬚神社。社伝(『白鬚大明神縁起絵巻』)によれば垂仁天皇の25年、倭姫命(やまとひめのみこと)が社殿を創建したという古社です。

 

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