新潟県三島郡出雲崎町にある、江戸時代にタイムスリップできる歴史ミュージアムが天領出雲崎時代館。江戸時代、天領だった出雲崎は、佐渡の金銀を荷揚げする基地、北前船の寄港地、北国街道の宿場町として栄えました。佐渡に渡る御奉行船など、江戸時代の出雲崎を知ることができる施設です。
出雲崎の江戸時代の繁栄を見事に再現
佐渡の金銀の輸送拠点でもあった出雲崎を天領として幕府が抑えることは、越後の有力な3大名(高田藩、長岡藩、新発田藩)に睨みをきかせるという利点もあったのです。
佐渡相川で産する金銀「佐州御金荷」(さしゅうおかねに)は、小木で船積みされ、出雲崎で陸揚げ。
出雲崎から陸路、馬100頭の行列を仕立てて北国街道・中山道を経て江戸へと運ばれていました。
当時の出雲崎湊が現在の出雲崎漁港です。
出雲崎漁港に隣接する天領出雲崎時代館は、隆盛を極めた頃の出雲崎を体験できる施設。
館内には、金銀を運んだ御奉行船(おぶぎょうせん/実物の3分の2模型)、代官所、北前船、商家、子供たちの遊び、良寛の生家「橘屋」などを再現しています。
とくに御奉行船は、照明と音響によりさまざまな場面を演出し迫力満点。
佐渡奉行が渡海する時には、出雲崎の泊屋、敦賀屋、京屋、熊木屋などの廻船問屋がたくさんの船を出し、伴走したと伝えられています。
一帯は道の駅「越後出雲崎 天領の里」として、レストラン「陣や」、物産館、出雲崎石油記念館、イベント広場から日本海に延びる、長さ102mの木製の橋「夕凪の橋」などが整備されています。
天領出雲崎時代館(道の駅「越後出雲崎 天領の里」) | |
名称 | 天領出雲崎時代館(道の駅「越後出雲崎 天領の里」)/てんりょういずもざきじだいかん(みちのえき「えちごいずもざき てんりょうのさと」) |
所在地 | 新潟県三島郡出雲崎町尼瀬6-57 |
関連HP | 越後出雲崎 天領の里公式ホームページ |
電車・バスで | JR出雲崎駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 北陸自動車道西山ICから約16.5km |
駐車場 | 153台/無料 |
問い合わせ | 天領出雲崎時代館(道の駅「越後出雲崎 天領の里」)TEL:0258-78-4000/FAX:0258-78-4770 |
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