長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町の2市1町にまたがる周囲15.9km、長野県下最大の湖が諏訪湖(すわこ)。東岸の上諏訪温泉には、南北1kmにわたる湖畔公園が整備されており、散策にも最適です。公園には「諏訪湖間欠泉センター」、7ヶ国の彫刻作家の作品を野外展示する石彫公園などがあるほか、遊覧船(諏訪湖観光汽船)も出航。
糸魚川・静岡構造線と中央構造線が交差する地
中部山岳地帯の隆起、そしてフォッサ・マグナ(糸魚川・静岡構造線)の断層運動によって地殻が引き裂かれて生じた構造湖(断層湖)。
実は諏訪湖は糸魚川・静岡構造線と中央構造線が交差する場所なのです。
湖面標高は759mで、湖面面積1キロ平方以上の自然湖としては国内10位の高所に位置しています。
暖冬でなければ冬季は前面結氷し、氷が大音響ととともに山脈のように盛り上がる御神渡り(おみわたり)が誕生することも。
八剱神社(諏訪市)が御神渡りの判定を司り、八剱神社が御神渡りの認定をしています。
諏訪湖の御神渡りは、その名の通り、諏訪大社上社の男神(建御名方命)と下社の女神(八坂刀売命)を結ぶ道で、最初に出現する南北方面(諏訪市側から下諏訪町側)に走る御神渡りを「一の御渡り」、その後、同じ方向に出現したものを「ニの御渡り」と呼び、「一の御渡り」、「ニの御渡り」に直交するものを「佐久の御渡り」と呼んでいます。
御神渡りの方向やせり上がり具合で、吉凶、豊凶を占ってきました。
諏訪湖の結氷は、氷が想像以上に薄いため、氷上には絶対乗らないように注意が必要。
諏訪湖間欠泉センターなど、上諏訪温泉の源泉のひとつが七ツ釜ですが、結氷した諏訪湖に温泉の湧出によって7ヶ所の穴が空くことがその名の由来です。
山に囲まれた諏訪湖は、セイコーエプソン(本社:諏訪市)、日本電産サンキョー(旧三協精機/本社:下諏訪町)など、精密機械工業が盛んなため「東洋のスイス」とも呼ばれてきました。
毎年8月15日に開催される『諏訪湖祭湖上花火大会』は、打ち上げ数国内最大の花火大会になっています。
諏訪湖 | |
名称 | 諏訪湖/すわこ |
所在地 | 長野県諏訪市湖岸通・岡谷市湖畔・諏訪郡下諏訪町 |
関連HP | 諏訪観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR上諏訪駅から徒歩10分 |
ドライブで | 中央自動車道諏訪ICから約7km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 諏訪市観光案内所 TEL:0266-58-0120 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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