長崎県長崎市、国の史跡となった出島和蘭商館跡(オランダ商館の復元)にある旧出島神学校は、明治11年に建てられた出島英和学校、聖アンデレ神学校の校舎として使われた出島神学校を修復したもの。2階には17世紀の商館員たちの遊戯施設だったビリヤード台などを復元しています。
開国後の長崎・出島に建てられた神学校
出島神学校は、明治8年に建てられた聖公会の出島教会が前身で、隣接して明治11年に、日本の英国聖公会(英国教会)のハーバード・モンドレル大執事の妻・モンドレル女史(大浦国際墓地に墓があります)が出島英和学校(のちに聖アンドレ神学校)を開設しています。
開国された日本にキリスト教を伝えるだけでなく、牧師養成のための施設として機能しました。
つまりは、現存するわが国最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校の建物ということに。
旧出島神学校横にある「ミニ出島」は、実物の15分の1の大きさで出島を再現。シーボルトの専属絵師だった川原慶賀が、文政3年(1820年)頃の出島を描いたといわれる『長崎出島之図』を参考に造られ、扇形の人工島として誕生した出島の構造がよくわかります。
出島和蘭商館跡・旧出島神学校 | |
名称 | 出島和蘭商館跡・旧出島神学校/でじまおらんだしょうかんあと・きゅうでじましんがっこう |
所在地 | 長崎県長崎市出島6-3 |
関連HP | 出島公式ホームページ |
電車・バスで | JR長崎駅から正覚寺下行き路面電車で5分、出島下車すぐ |
ドライブで | 長崎自動車道長崎ICから約4km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 出島総合案内所 TEL:095-821-7200 |
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